急逝の金子哲雄さん、闘病生活の中9月にも新著

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   流通ジャーナリスト・金子哲雄さんが2012年10月2日未明、肺カルチノイドのため41歳で亡くなった。

   約1年前に病が発覚したが、「最期まで仕事を」との意志から、亡くなる前日まで雑誌の取材にも応じていたという。生前最後の著書『「持たない」ビジネス 儲けのカラクリ』(角川oneテーマ21、760円)は、9月10日に刊行されている。

亡くなる前日まで仕事続ける

『「値切り」のマジック』(金子哲雄著、講談社)
『「値切り」のマジック』(金子哲雄著、講談社)

   同著は天災や地価下落などの要因から、「資産」を持つことが今の日本では「リスク」になっていると論じた一冊だ。154ページと短いが、Amazon(アマゾン)の読者レビューでは、「こんなちゃんとした本も書いているんだなあと、意外な感じです」といった感想も。

   また2012年3月には、『食いっぱぐれない「働き方」のテクニック』(ビジネスファミ通、1260円)も上梓している。若いビジネスパーソンを主な対象に、「知のクラウド化」や「知識の断捨離」、「セルフブランディング」など、10年後を「生き抜く」ためのヒントを紹介する。キーワードは、とにかく「食いっぱぐれない」。すでに病も進んでいた時期だが、出版に際してはトークショーも行うなど、精力的にPRを行っていた。

   そんな金子さんの代表作といえば2009年に出た『「値切り」のマジック』(講談社、1000円)だろう。「モノの価格を店が一方的に決める時代は終わろうとしています」と宣言、「適正価格」を導く値切りのテクニックを解説する。同著をきっかけに、金子さんを知った人も多いだろう。出版当時のブログに記された金子さんのメッセージを、最後に引用したい。

「どうか本物の値切り術をマスターし、買い物をアクティブに楽しんで頂ければ幸いです。そして在庫が動き、経済が回り始めることが、景気回復の起爆剤になることを祈っています」
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