「デキる部下」が突然ダメダメに エセ「優秀」にだまされない法

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   かつての「優秀」な部下が、大手企業管理職の「私」の独立・開業に付いてきてくれた。しかし、今ではこの「部下」に対し、「こいつ、俺を舐めてるのか?」「あいつが俺の財産を食いつぶしている!」と、「私」は爆発寸前だ。

   「彼(部下)はなぜ、こんなにも変わってしまったのだろう」と、社長になった「私」は悩む。しかし、「部下」は何も変わっていない。手を抜いているわけでもなく、むしろもがいている。このミスマッチは、「私」が「優秀な人材とは何か」を理解できていなかったことから、起こるべくして起きたことだ――

部下は本当に「優秀」なのか、「そしてあなた自身は…?」

『間違いだらけの「優秀な人材」選び 「誰が会社に利益をもたらすか」を正しく見極める法』
『間違いだらけの「優秀な人材」選び 「誰が会社に利益をもたらすか」を正しく見極める法』

   こんな例え話を挙げながら、『間違いだらけの「優秀な人材」選び 「誰が会社に利益をもたらすか」を正しく見極める法』(こう書房)の著者、奥山典昭氏は、「うわべの『優秀さ』」にだまされないための「公式」を紹介していく。それはまた、「眠っている原石」の人材のモチベーションを奪うことへの警鐘にもなっている。

   筆者は、「本当に仕事がデキる人」について、「生産性の高い人」と定義する。その上で、「これは、とても重要な公式です」として、「『無愛想』→『自立性』が高い可能性があり、高い生産性を獲得できる潜在能力をもっている」などと紹介している。他にも「『仕事を抱え込む』→『情報を選ぶ力』が不足している」といった「鉄板の公式」も出てくる。

   筆者は、「本当に貴重な能力が正しく評価されにくい」現状が、「日本中に蔓延」していると指摘し、正しく評価されるように「世の中が変わるほんの小さなきっかけになれば…」と本書を書いた動機について説明している。

   もっとも、この本を読み進めていくと、「部下の優秀度」以外のことにも気付くかもしれない。本の帯では、「そしてあなた自身(の優秀度)は…?」と投げかけている。

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