「ちがう」から面白い! 自閉症の人たちも描いた「マイ・モナリザ展」

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   これまで20年余り、障害者などマイノリティ支援の活動を続けてきた女優の東ちづるさんだが、実はある種の違和感を抱いていたという。

「『理解してください』とか『支援してください』『正しい知識を』とかいうのは違うなと思っていた。『排除しない』『攻撃しない』『楽しく一緒に寄り添う』。まず大切なのは、それなんです」

   そうした思いから東さんが中心となって、東京・六本木ヒルズで2012年12月4日から開催するのが、「Get in touch!2012」だ。3日、報道陣を招いての内覧会が催され、東さんらが出席した。

東ちづるさん「世の中はごちゃまぜなんです」

3日、参加者とともに歌と演奏を披露した東ちづるさん
3日、参加者とともに歌と演奏を披露した東ちづるさん 会場の様子。バラエティー豊かなモナリザが並んだ
会場の様子。バラエティー豊かなモナリザが並んだ

   東さんが理事長を務める社団法人「Get in touch!」が主催するもので、今回が2回目のイベントとなる。上記のような理念から、広くとっつきやすい「アート」や「音楽」を主体にしている。

   中でも目玉企画は「マイ・モナリザ展」だ。自閉症を始めとするさまざまな障害がある人を対象に名画「モナリザ」をテーマに描いた作品を公募し、約400作品が集まった。会場にはその中から選りすぐられた70点が展示されたが、そこにはどれ1つとして同じものはない。素朴なタッチのものから複雑なコラージュ作品、ポップな色合いのものから沈鬱なカラーのものまで、まさに「十人十色」のモナリザがそろった。「ちがうことを楽しもう」「ちがうから、越えられる」――それがこのイベントのテーマであり、東さんはそれを「この世はごちゃまぜ」という言い方で表現する。そしてこの会場は、まさにその「ごちゃまぜ」を体現するものだ。

   「『なんだコレは?』と思うもの、ハートがつかまれるものがきっとあると思う。ぜひ『ごちゃまぜ』な空間を感じに来てください」(東さん)

   9日までで、11~21時(最終日のみ20時)の展示。期間中は各種のワークショップのほか、小室等さん、ミッキー吉野さん、梶原徹也さんらが出演してのステージがある。

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