2020年 10月 23日 (金)

【書評ウォッチ】新聞一面の「原発推進」と書評欄の問題提起 千葉・柏から考える

毎日酷使する現代人の目にビルベリー由来アントシアニン!

ささやかな問題提起の読書面であっても

   こうした原発事故からの回復問題を読書欄が地味でも着実にとり上げる一方で、同じ日の読売一面は「再稼働容認首長54%」の大見出し。原発30キロ圏の市町村長にアンケートした結果だそうだ。大半が「条件つき」というが、政府による判断や周辺自治体の理解など当たり前のことばかりで、実質的には再稼働OKのサインともとれる。

   影響力絶大な一面がまるきり「原発推進新聞」とあっては、十数ページあとの読書面はなんともささやかな問題提起だ。それでも人は原発事故から立ち直らなければならない。

   『瓦礫の下から唄が聴こえる』(佐々木幹郎著、みすず書房)が毎日新聞に。大震災の後、詩人の著者と津軽三味線の二代目高橋竹山さん(女性)が釜石、大船渡、陸前高田の仮設住宅を回った。演奏と詩の朗読をしながら、想像を超す惨事から生き残った人を前に「緊張の連続だった」「舞台の上で身震いした」という体験を川本三郎さんが紹介している。

(ジャーナリスト 高橋俊一)

   J-CASTニュースの新書籍サイト「BOOKウォッチ」でも記事を公開中。

今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!
姉妹サイト
    loading...
お知らせ

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中
カス丸

ジェイキャストのマスコットキャラクター

情報を活かす・問題を解き明かす・読者を動かすの3つの「かす」が由来。企業のPRやニュースの取材・編集を行っている。出張取材依頼、大歓迎!