2022年 8月 9日 (火)

【パリ発】「同性愛カップルに養子」は是か非か 同性婚めぐり賛成派と反対派がデモ合戦

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切実な理由は、「養子を持ちたいから」

デモには子どもたちの姿も
デモには子どもたちの姿も

   それではなぜ、あえて同性愛婚にこだわるのか?男女カップルと公平に扱われるべきだ、という主張を掲げる人もいるが、もっと切実な理由は、「養子を持ちたいから」。PACSでは、養子を持つことが認められていないのである。

   フランスの統計機関CSAによると、フランス人の53%が同性愛カップルの結婚に賛成、ところが56%が、彼らが養子を持つことに反対だという。確かに反対派のスローガンは、「子どもの権利を守る」であり、デモ参加者に子ども連れも多い。この法案の争点は、「同性愛者の結婚」ではなく、「同性愛の両親をもつ子どもへの懸念」のようだ。

   保守系野党議員が憲法会議に違憲審査を要求しているが、オルランド大統領は5月25日の施行を目指している。それを見越して、5月26日には、また大規模な反対デモが行われる予定だ。

江草由香


【プロフィル】
江草由香(えぐさ ゆか)
フリー・編集ライター。96年からパリ在住。ライターとして日本のメディアに寄稿しながら、日仏バイリンガルサイト『ビズ・ジャポン』http://www.bisoujapon.comの編集長を務める。著書は芝山由美のペンネームで『夢は待ってくれる―女32才厄年 フランスに渡る』。趣味は映画観賞。

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