2024年 5月 8日 (水)

「うちらは、非国民やろか」 終戦の日めぐり「少女たちの喜びと悩み」を考える

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記者が見つめた敗戦と再生への希望

『敗戦以降』
『敗戦以降』
『敗戦以後』

   「広島は全滅らしい」と聞いた原爆投下、愕然たる思いで受け止めたソ連参戦。そして玉音放送、進駐軍、再生への希望――。リーダーズノート新書の『敗戦以後』(著・藤田信勝、840円)は敗戦直後の混乱と葛藤の中で、日々紙面作りに携わった毎日新聞記者の日記をまとめたものだ。著者は後に朝刊1面コラム「余録」を執筆し戦後の毎日新聞を代表する記者となるが、当時は大阪社会部のデスクだった。1945年(昭和20年)8月10日から1947年(同22年)2月3日までを収めた。

   終戦か、敗戦か。今でも議論になるが、本書は、敗戦と記す。終戦という言葉にはごまかしがあると思うからだ。1947年に刊行され、絶版になっていたのをふと手にした孫の今の時代にこそ読まれるべきとの思いから2003年に復刊、その後に新書化された。

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