2013年11月1日に発売されたアップルのタブレット端末「iPadAir」(アイパッドエア)。発売10日間のCellularモデルについてのキャリア別販売台数で、ソフトバンクモバイル(SBM)が好調なスタートを切ったことが14日、わかった。「タブレットセット割り」で月額基本料金が1050円にiPadAirWif-Fi+Cellularモデル キャリア別 販売台数シェア*2013年11月10日までの累計(BCNランキングのデータを基に作図)iPadminiRetinaのWi-Fi+Cellularモデルは、ソフトバンクとKDDIから11月14日に発売CellularモデルはSBMとKDDIが販売している。家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」によると、発売日の11月1日から10日までの「iPadAir」のCellularモデルのキャリア別販売台数シェアは、SBMが58.5%で、auが41.5%という結果だった。iPadAirの初動については、SBMが一歩リード。また、以前モノウォッチでも紹介したように、通信面でも好調な滑り出しを見せた。また、14日にはついにiPadminiRetinaのCellularモデルが、やはりSBMとKDDIから発売された。こちらについてもSBMの優勢が続くか、注目だ。iPadはminiRetina、Airともに単独でも契約できるが、すでに両キャリアのスマートフォンを利用している場合、セットで契約するとiPad側の基本使用料がぐっと安くなるプランも用意されている。SBMでは「タブレットセット割り」で、KDDIでは「データシェアキャンペーン」。いずれもデータ定額料が1050円となる。こうした料金キャンペーンは両キャリアでほぼ同等となっているが、大きく違うのはiPadシリーズ(Wi-FIモデル含む)なども対象となる「スマホの下取り」だ。SBMの「スマホ下取り割」は下取り額最大2万7000円で、月々の利用料金から1000円ずつ、最大27か月間割り引かれる仕組み。一方のKDDIは、最大1万8000円相当の端末購入時などに使用できるauポイントとして一括還元している。額面だけで比較するとおよそ9000円の開きが出るわけだ。「この下取りサービスを利用すると、一部の旧モデルを除き、結果としてソフトバンクのほうが安くなる」とBCNランキングはコメントしている。
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