「カミソリの歴史が変わる」 日本メーカー貝印の挑戦「スマートシェービング」とは
そり味に満足できなかったら返品OK 「非常に痛いのですが…」
ホルダーは人間工学に基づき手になじむデザインに仕上げ、ヘッドには独自の3Dヘッドを採用。あらゆる方向に自由自在に動き、肌の凹凸に刃体がしっかりフィットするように設計した。替刃は独自の超硬刃技術"PINK"を施した高品質な日本製5枚刃を採用し、ワンプッシュで簡単に脱着できる「イージードッキングシステム」を搭載。
品質について、貝印経営企画室室長の郷司功氏は「ありえないと思いますが」と前置きしつつ、「そり味に納得できない場合は返金するキャンペーンも7月31日までおこないます。小売さん、問屋さんを通じての返品ですので、送料ほか膨大なコストがかかる、我々にとっては『非常に痛い』キャンペーンですが、それをやっても問題ないというくらいに自信を持っている」と胸を張る。
コンビニをのぞく全国3万店舗で売り上げ年間10億円を目指し、新たなコミュニケーション戦略として、販売後のアフターケアにも乗り出す。
スマートフォン専用アプリケーション「HIGE LIFE」を配信し、替刃のサイクルタイムを知らせたり、Xfit購入者限定コンテンツ「HIGE KARTE」や継続的に楽しめるコンテンツ「HIGE FM」の提供を通じて、継続的なコミュニケーションをおこなっていく。また、デジタルだけではなくリアルの場での消費者とのコミュニケーションも視野に入れる。肌診断やシェービング講座などの提供を予定しているという。
Xfitの価格は、700円(税抜き)。