2018年 7月 18日 (水)

バレーボール女子の眞鍋監督に聞く アベノミクス「女性の活躍」の舞台の作り方

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   安倍首相は成長戦略の中核を担うのは「女性の活躍」と述べ、企業は女性の管理職比率を上げることなどが求められている。だが、現場では具体的行動について戸惑いが強まっているという指摘があり、それに応える格好で、社会人のための転職情報サイト「リクナビNEXT」は、「女性管理職の資質の見抜き方や育成方法」をテーマに、バレーボール全日本女子チームをロンドン五輪で銅メダルに導いた眞鍋政義監督に話を聞き、インタビュー記事を公開している。

リクナビNEXTがインタビュー

眞鍋政義監督
眞鍋政義監督

   眞鍋監督は、全日本のほかプレミアリーグでも女子チームの監督を務めている。また、かつてはVリーグの男子チームで選手兼任監督として優勝経験を持つ。「男女のマネジメント方法の違い」を最もよく知る人物の一人に違いない。

   「一番に感じたのは、『女性は何よりも不公平を嫌う』という点。選手一人ひとりに公平に接しないと、『あの人ばかりひいきして』と不満が生まれる。その不満の感情が、メンバー同士のコミュニケーションやプレーにも表れてしまうことには驚いた」という。

   「男子チームでは経験したことがなかった」だけに衝撃も強かった。公平を期するためにデータを重視し、攻撃と守備の成功率などをみて成績がよい選手から起用するようにした。

   眞鍋監督は昨年、全日本女子チームのキャプテンに木村沙織選手を指名。これについて「抜擢」ともいわれた。「どちらかというと自分中心にものを考えるタイプだし、マイペースでのほほんとして、キャプテンには向いていないように思える。でも、彼女には申し分ない技術や経験というベースはあるので、キャプテンに指名することで、彼女自身が足りない部分を補い、今より一回りも二回りも大きくなってくれると確信した」

   木村選手は監督の思いに応えたという。「ここ1年で、ガラリと変わったと思う。視野も広がり、自分のことだけでなくチーム全体を考えた発言が増えてきた。キャプテンに就任したことで、リーダーとしての自覚が芽生えたのでは。目覚ましい成長ですよ」

   眞鍋監督は「木村キャプテン」はまさに「役職が人を育てる」典型ではないかと指摘。政府は、あらゆる分野の指導的地位に女性が占める割合を2020年までに30%程度とする目標を掲げているが、中央省庁の女性管理職の割合が3%程度の現状からは、達成困難ともみられている。各現場で「木村選手」発掘が期待されている。

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