2024年 4月 19日 (金)

【書評ウォッチ】W杯のブラジル地方都市を知ろう 多彩な素顔に触れる機会に

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   どの国でも首都だけが魅力的な都市とは限らない。個性あふれる街が地方にいくつもあることは、札幌、仙台、広島、福岡など日本の場合を考えればわかる。6月にワールドカップが開かれるブラジルも同じ、知らない土地を理解する機会でもある。『2014サッカーワールドカップブラジル大会ハンドブック開催12都市ガイド』(大住 良之、Equipe J 著、同学社)はサンパウロやリオデジャネイロのほか、クイアバやベロオリゾンテ、ポルトアレグレなどを紹介。人々の日常生活や文化を踏まえて、現地の雰囲気を伝え、大きな国の多彩な素顔に触れるのを助けてくれる。【2014年4月13日(日)の各紙からⅡ】

リゾート、世界遺産、宿代4000%値上げ?

『2014サッカーワールドカップブラジル大会ハンドブック開催12都市ガイド』(大住 良之、Equipe J 著、同学社)
『2014サッカーワールドカップブラジル大会ハンドブック開催12都市ガイド』(大住 良之、Equipe J 著、同学社)

   ブラジルといえばサンバとカーニバル、アマゾンそれに治安の悪さ。もちろん、強力なサッカー大国でもある。そうそう、経済分野では有力な新興国。が、一般にはきれぎれなイメージばかりが独り歩き。その地方都市となると、これはもうリオやサンパウロ以外はほとんど知られていない。

   日本チームが一次リーグで試合予定の3都市をごく大ざっぱに調べると、

レシフェ(6月14日、コートジボアール戦)ブラジル北東部の港町でリゾート地。犯罪も多く、犯人と被害者、警察の銃撃戦もど派手。外務省は注意を呼びかけている。
ナタール(19日、ギリシャ戦)国土が大西洋に突き出すあたりにある、ここもビーチリゾート。要塞跡や世界遺産の奇岩に向かう玄関口としても知られる。
クイアバ(24日、コロンビア戦)南米大陸中央の内陸都市。パンタナール自然保護区の玄関。宿泊施設の4000%という法外な値上げの情報が一部に伝わっている。

   対戦相手にそれぞれ特徴があるように各都市も個性的。本は、もっと知るには良いガイドブックといえそうだ。交通情報やこの国サッカーの歴史、サンバの踊り方まで。やや盛りすぎの観もあるが、活用できる内容の豊富さとも解釈できる。朝日新聞の評者は無署名。

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