リクルートキャリアが運営する次世代リーダー向け新人材サービス、「CAREERCARVER(キャリアカーバー)」は2014年7月21日、コンラッド東京(東京・港区)で「次世代リーダーキャリアカンファレンス~チャレンジし続けるキャリアの切り拓き方~」を開催した。「ヘッドハンターと関わりながら定期的、主体的にキャリアについて考えて」最高責任者の佐藤学さんCAREERCARVERとは、リクルートキャリアが2014年6月24日にオープンした、次世代リーダーのキャリア形成を支援するためのサイトだ。国内トップクラスのヘッドハンター・コンサルタントと連携し、生涯にわたる「キャリア形成の支援」を目指す。利用者は自分にあう「かかりつけヘッドハンター」をキャリア形成のパートナーに指名し、求人情報を紹介してもらうという仕組み。指名したヘッドハンター・コンサルタントは、経営幹部や経営幹部候補の転職支援の実績をたくさん持ち、転職先を紹介するだけでなく、現在の会社でのキャリアの積み方や、その後の転職も視野に入れたキャリアアップの方法などの相談に乗り、利用者にマッチしたプランを練っていく―というサービスだ。CAREERCARVER最高責任者の佐藤学さんは、「日本では、何かあった時に初めて転職を考え、その時初めてヘッドハンターと関わりを持つというケースが多い。CAREERCARVERは単なるジョブマッチングサイトではなく、利用者がヘッドハンターと関わりを持ちながら定期的、主体的にキャリアについて考えるサービスにしたい」と語った。眞鍋かをり「キャリアアップのためには自分でたくさん種をまくのが大事」自身のキャリア形成について語る眞鍋かをりさん(左)とロバートキャンベルさんパネルディスカッションのパートでは、フリーアナウンサーの木佐彩子さんを司会に、東京大学大学院総合文化研究科のロバートキャンベル教授、タレントの眞鍋かをりさんが登場し、ヘッドハンター代表として登壇したクライス&カンパニー代表取締役社長の丸山貴宏氏、プロコミット代表取締役社長の清水隆史氏と意見交換した。ヘッドハンターから「自分のやりたいことを口に出したり発信していると、一緒に働いている人がチャンスを運んでくることがある」などという話を聞いた眞鍋さんは、「キャリアアップのためには自分で種をまいておくのが大事なんだと思い知った。どれが芽が出るかわからないから、たくさんまいておいた方がいい」と感想を述べた。キャリア形成とヘッドハンターのかかわりについて、キャンベルさんは「今の若い人は、成功した人が歩んできた道を見てしまいがち。ロールモデルを持つことで可能性が狭まるかもしれない。自分のスキルを磨きつつ、ヘッドハンターなど信頼できる助っ人に相談しながら、将来の着地点を見出すことが大事」と語っていた。この日参加したビジネスパーソンからは、「将来のキャリアアップを考える上で、転職するよりもこの場に残った方がいいのだろうか、というジレンマがある。今日の登壇者はみんな、行動しながら考え、情報を得て、決断しているという印象を受けた。今まではヘッドハンターと聞くと身構えてしまったけど、今後CAREERCARVERを利用しながら、ヘッドハンターと相談しつつ行動していきたい」と、好意的な意見が聞こえてきた。
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