クリスマスや年の瀬が近づいてきて日ごとに寒さが増し、雪の便りが盛んになると、スキーシーズンの幕開けとなる。関東圏では、新幹線で身軽に行けて手軽に楽しめるとして、新潟県湯沢町のスキー場は冬のリゾート地として人気が高いが、シーズン本格化を前に、利用者らのレビューをみてどんなところか確認しておこう。多彩なニーズに対応上越新幹線の「ガーラ湯沢」。「世界唯一の駅直結」のスキー場として知られ、毎年多くの客でにぎわいをみせるが、同駅が東京駅から1時間少々ということもあり、周辺のスキー場も含め新潟県の「湯沢」地域は日帰り圏のリゾートにもなっている。いくつかのスキー場について、スキー場情報サイト「SURF&SNOW」のレビューを参考に"評判"を比べてみる。【1】駅直結ゲレンデ! ガーラ湯沢スキー場特長は何と言ってもアクセスの良さだ。新幹線とゲレンデが直結した世界で唯一のスキー場をうたう。「東京から新幹線で日帰りで利用しました。ゲレンデが駅から直通でとても便利でした」交通の面からは「立地条件が言うことなし」ということだ。ただしその反面、アクセスが良いことから人気をよんでいるため「日曜日に行きましたが、混んでました!」という報告もちらほらと。「当日は天気も良く、かなり混んでいたが、南に行くと別世界!リフトはすいているし、不整地急斜面が多く、かなり楽しめました」「南エリアに移動連絡通路のアクセスは悪かったですが、南エリアには人も少なく新雪を堪能できました」などという報告もあるため、その日の空いているエリアを見分けながら楽しむと良いだろう。【2】家族連れに大人気!スキーヤー専用ゲレンデ NASPAスキーガーデンこちらは越後湯沢駅からのシャトルバス、またはタクシーを利用することになるが、その所要時間は3分と好立地には違いない。「湯沢」というだけあり、この周辺には温泉付きの施設が多いのだが、NASPAスキーガーデンはゲレンデとホテルが一体となっており、もちろん大浴場で温泉も楽しめる。「ファミリーで子供のスキーデビューや、初級者の技術上達には雪質が良いのに緩斜面が多いし、スキー専用ゲレンデなので、スノボが突っ込んで来たりしないのは安心です」スキー専用ゲレンデということで、大型ホテルが併設していることもあり、家族連れがやはり多いようだ。「休日の初級者コースはファミリーやスキー学校の生徒さんでとても混雑していました」との報告もあるが、「新雪が降ったあとに行くと、このスキー場は新雪を滑る人が少ないようなので、急なCとDコースは朝のうちマイゲレンデ状態になります」など、中上級斜面も充実しているとのこと。【3】関越道沿線エリアでもトップクラスのスケール! 石打丸山スキー場石打丸山スキー場は越後湯沢駅からバスで約20分、タクシーで約15分と駅からは離れているが、その特長はなんといってもそのスケールだ。「湯沢・塩沢エリア最大規模のスキー場」という声もあり、「あらゆるスキー・スノーボーダーが楽しめるなという印象を受けました」との意見も。「コースが広いので初心者でも安心して滑ることが出来ます」「皆さん上手です。上達したい私には良いお手本だらけでした」コースが初級・中級・上級と同程度の割合で分布している点もうれしい。「大きなスキー場で、頂上から八の字にコース、リフトが配置されているので、混雑も緩和されやすくいいレイアウトだと思う」などと、評価は高いようだ。今回は日帰りで楽しめるスキー場ということで焦点を絞ったが、車で、または、宿泊で利用するのであれば、ほかにも良質なスキー場は上越に多い。2015年3月には北陸新幹線の開業を控え、南隣の地域である北陸が注目を集める中、冬の越後の魅力を体験してみてはいかが。
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