まもなく母の日 素直に感謝の言葉が言える人、言えない人

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   ずっと夢を見て安心してた 僕は Day Dream Believer そんで彼女はクイーン――。ヒット曲「デイ・ドリーム・ビリーバー」の日本語歌詞は、恋人と別れたストーリーのように思われるが、登場する「彼女」とは忌野清志郎氏が幼くして死別した母だという。まもなくやって来る「母の日」を前に、この特別な女性と自分との関係について、ちょっと立ち止まって考えてみない?

   J-CASTニュースの書籍サイト「BOOKウォッチ(https://www.j-cast.com/bookwatch/)」でも特集記事を公開中。

各界のトップリーダー115人 それぞれの母への思い

   『ありがとう、お母さん』(編・近藤昌平、1728円、祥伝社)は、政財界や芸能界で成功をおさめる著名人115人が、母への思いをつづったエッセイ集だ。「あらためていま、母を想う」というシリーズで、本作は5冊目となる。何歳になろうと、どんな立派な肩書きを持とうと、どの人も母の前では1人の息子であり娘である。成功者たちのプライベートで素直な心情が垣間見える一冊だ。読者が育児中なら、それぞれの人柄や行動など、母が影響したのでは? と、参考にしながら読み進めることもできるだろう。巻頭では、大和ハウス工業代表取締役会長・CEOの樋口武男氏と森ビル特別顧問の渡邉五郎氏によるスペシャル対談が掲載されている。

ギクシャク母娘のための本

   母に感謝の言葉を素直に言える? テレビの街頭インタビューでは、姉妹みたいな仲良し母娘がにこやかに登場するが、何かとぶつかってしまう母娘も少なくない。そんな関係で恋愛相談なんてめっそうもない! それどころか母のある口癖が、娘の恋愛や結婚を遠ざけていたとしたら...。

   『結婚できないのはママのせい?  娘と母の幸福論』(著・五百田達成、桜場江利子、1512円、CCCメディアハウス)は、今の30代女性とその母親世代は、価値観のズレが大きく、関係がこじれやすいと指摘する。日本社会はこの30年で、男女雇用機会均等法の浸透や経済の盛衰を経たのだ。恋愛や家庭、仕事に対する理想像がまったくかみ合わないのも当然と言えば当然だ。本書では、もっともプライベートで困難な人間関係にうまく折り合いをつける方法を提案する。

母の病と私の人生

   仲がよかろうと悪かろうと、母にはいつも元気に明るく笑っていてほしい。だが、病は突然やってくる。『わが家の母はビョーキです』(著・中村ユキ、1296円、サンマーク出版)は、著者が4歳のときに「統合失調症」を患った母との30年以上にわたる日々をまとめたコミックエッセイだ。心の病といえば「うつ」が有名だが、統合失調症も100人に1人の割合で発症している。本書は、どんな病気なのか大勢の人に知ってほしい、と書かれた作品だ。

   娘は、病気を理解できないまま10年を過ごし、誰にも相談できないまま20年が経ち、気が付けば恋もしていなかった。明るいタッチで描かれているが、幼い女の子が母の奇行に振り回される姿には、胸が押しつぶされそうになる。著者は、後に夫となる男性と出会い、事態が一変。家庭に第三者が入ることで、心が軽くなり、幸せを感じながら暮らせるようになったという。

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