「鉄腕アトム」がついに...進化するロボット技術
2015.06.01 14:49
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人はどうやって生きていくか、を考えてみる
爆発的な処理能力を身につけたコンピュータが、人間の仕事を奪うことを示した前著『コンピュータが仕事を奪う』に続き、国立情報学研究所の新井紀子教授が『ロボットは東大に入れるか』(1512円、イーストプレス)で「人間に残された領域とはなにか?」を問う。
将棋の対戦におけるコンピュータの勝利やAmazonやGoogleのシステムなどを例にとり、コンピュータの下請けをする人間の姿を描きながら、世界的な最低賃金の引き下げがどんな経済危機をもたらすか、など「人間にしかできない仕事は何か」について考察する。
さらに、人工頭脳「東ロボくん」に代ゼミの「全国センター模試」、「東大入試プレ」模試を解かせるなど、その実験結果とともにロボットの進化について紹介。ロボット技術の最前線を知ることで、未来を見極める手掛かりが見つかるかもしれない。