デザイン書やビジュアル書を中心に手がける出版社のパイインターナショナルは、「良いコミックデザイン」を2015年9月18日に発売。見どころのカテゴリーごとに紹介装丁家の間でも話題の"漫画と装丁の紹介ブログ「良いコミック」"管理人KT.氏が、優れた装丁の漫画を、その見所ごとにカテゴリーを分けて紹介する内容。プロのデザイナーから一般の漫画好きまで楽しめる、漫画装丁の魅力が詰まった1冊となっている。"楽しい仕掛け・美しい仕掛け"では、藤村歩実氏の「春になるとウズウズしちゃう」とえすとえむ氏の「その男、甘党につき」などを紹介。"特殊印刷・豪華造本"では、市川春子氏の「宝石の国」における輝くホログラムと、秋★枝(あきえだ)氏の「恋は光」の角度を変えると見える仕掛けを、また、楳図かずお氏の「14歳」における考え抜かれた装丁を紹介している。また、"構図とモチーフ"として岩岡ヒサエ氏「土星マンション」における縦横無尽のスペーシー感などを解説。他にも、"色で魅せる"では桜井画門氏の「亜人」を、"通巻で魅せる"では大今良時氏の「聲の形」と森繁拓真氏の「となりの関くん」などを紹介している。価格は2900円(税別)。
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