LIXILは、日本の窓の高性能化を一気に進める戦略商品として、一般的なアルミ窓(複層ガラス)と同じ価格水準のアルミと樹脂の高性能ハイブリッド窓「サーモスL」を開発、2016年6月1日から、全国で順次発売を開始する。アルミと樹脂のハイブリッド構造を採用。高性能窓の3つの技術コンセプトである「フレーム高性能化」「ガラス面積最大化」「ガラス高性能化」によって、熱貫流率の高い断熱性能を実現した。室外側に耐久性や強度に優れたアルミを、室内側に断熱性に優れた樹脂を採用。さらに「アンカー式グレチャン(特許取得済)」の採用で、ガラスとフレームを強固に一体化し、窓としての強度を保ちながらフレームの極小化を実現した。これにより熱を通しにくいガラスの面積を従来品と比べて15%アップ、優れた断熱性能を発揮する。また、ガラスは「一般複層ガラス」と、特殊金属膜の効果で一般複層ガラスの約2倍の高い断熱性を発揮する「Low‐E複層ガラス」の2タイプを用意した。さらにフレームを約50%スリム化。室内側のフレームと窓枠のラインを合わせ、フレームを隠して熱のロスを低減する「フレームイン構造」で、室内からフレームが見えず、すっきりとした窓辺を実現した。フレームやハンドルをシンプルなデザインに仕上げることで、凹凸がなくなり清掃性も向上したほか、ハンドルもスリムなフレームになじむよう「ノイズレス」を追求。デザイン性を高めた。参考価格は、8万300円(ガラス込み。別途、組立・網戸、配送費、消費税)。
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