"木の中"で泳ぐ魚たち 透明感あふれる木彩画の世界 「銀座を彩る3人展」8月5~7日開催

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   木材に直接絵を描き、素材の景観を残しつつ透き通るような空間を表現する「木彩画」の生みの親である画家・佐藤忠雄氏が参加する展示会「『墨象・木彩・益子、異素材異彩』銀座を彩る3人展」が2016年8月5~7日のあいだ東京都中央区の銀座かねまつホールで開催される。

「FRIEND Ⅱ」(C)Tadao Sato
「FRIEND Ⅱ」(C)Tadao Sato

天然素材の木目や模様を活かした技法

   水面に浮かぶ枯葉、ゆったり泳ぐ川魚。水中に沈んだ玩具に集まるたくさんの金魚たち。佐藤氏の木彩画は、池や小川を真上から覗き込んだかのような立体的で透明感のある描写が特徴だ。佐藤氏が描く自然物は、科学的研究と資料に基づく超リアルタッチ。素材となる木の木目や模様は水底の砂や川の流れとなって絵と調和し、独特な空間を生みだす。

川底を覗き込んだかのような透明感 「清流 花咲く流れ」(C)Tadao Sato
川底を覗き込んだかのような透明感 「清流 花咲く流れ」(C)Tadao Sato

   展示会には、佐藤氏のほかに墨象家の外林省二氏、益子焼作家の岩見晋介氏が参加する。墨象(前衛書道)は伝統的な書の概念を離れ、墨の色や筆致、余白による造形的な美しさを追求する書道のこと。外林氏は和絹や古木など多彩な素材を用いた墨象や、色を混ぜた墨を使ったライブパフォーマンスなど独創的な制作活動で知られる。

   益子焼は栃木県益子町周辺を産地とする陶器だ。岩見氏は土や釉薬、作品を焼く薪まで益子のものにこだわった作品を生み出してきた。カンボジアの陶器文化復興活動や、デンマークでの展示会など国外でも精力的に活動を展開している。

   異素材を扱う3人が織りなす初めての合同展示会で、展示作品は一部を除いて購入することができる。

   開館時間は11時~19時(7日は17時まで)、入場無料。

木目がそのまま川の流れに見える 「暮秋」(C)Tadao Sato
木目がそのまま川の流れに見える 「暮秋」(C)Tadao Sato
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