「タレントプール」で就活・転職のスレ違いを解消 Talent Cloudが目指す「新しい人材採用の形」

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寺師社長「きっかけは中小企業経営者の採用難」

タレントプールのメリットを解説する寺師社長
タレントプールのメリットを解説する寺師社長

   ―――どんなきっかけで始まったサービスですか

   寺師社長「かつてディーノシステムという会社で、『社長tv』という経営者のインタビューを配信するウェブ番組に携わっていました。そのなかで、特に中小企業の経営者から採用活動が非常に難しくなっている、という声を多く聞きました。求人サイトに広告を出しても応募が来なかったり、良い人材が大手企業に流れてしまい確保が難しいというのです。そこで解決法として何か新しい採用管理サービスを提供できないかと考え、企業と求職者が直接つながりやすい『タレントプール』にたどりつきました」

   ―――企業にとってどんなメリットがありますか?

   寺師社長「一人あたりにかかる採用コストはここ5年の間でかなり高くなっているといいます。また少子化の影響で企業の募集に対して求職者の数が減り、今後さらに採用が難しくなることが予想されます。そのため、今からタレントプールで自社に興味のある人とつながりを作ることで、たとえば数年後には即戦力候補となるタレントプールができ、その中から一人でも良い人材を確保できれば、一般的な採用サイトなどを使う場合に比べて大幅にコストを下げられる可能性があります」

   ―――求職者にとってどんなメリットがありますか?

   寺師社長「タレントプールは、就職活動期間の枠にとらわれず長期的に企業と関係を保てる点が特徴です。たとえば内定を辞退した会社であってもタレントプールの登録継続が可能です。その人が別の会社に勤務して数年後に転職を考えることになった場合、タレント登録を継続していれば、かつてタレント登録した会社に再びアプローチすることができます。一度辞退した会社に対してアクションを起こすことに抵抗を感じる人は多いですが、実際は一度逃した人材であっても有能であれば受け入れたい、という企業は多くあります。タレントプールを利用することで、働き方の選択肢が広がると思います」

   ―――他の就職サイトと一番異なる点はどこですか

   寺師社長「『候補者を育てながらリクルーティングする』という考えで採用活動をサポートする点です。企業側はタレントプール登録者が自社サイトのどのページに、どれくらいの頻度でアクセスしたかといった情報を詳細にチェックできます。そこから登録者が今必要としている情報を選び、適切なタイミングで提供する。これにより時間をかけて求職者が自社のファンになり、互いに信頼関係を築きやすい効果的な採用活動を実現します」

   タレントプールを構築できる機能を備えた採用管理システム「TalentCloud」の利用料金など詳細はホームページで確認できる。

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