2024年 4月 27日 (土)

まもなく紅葉シーズン到来。レアでコアな旅のすすめ

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   9月27日は「世界観光の日」。1995年に設立された国際機関WTO(世界貿易機関)が制定したもので、日本ではちょうど秋の旅行シーズンが始まるころにあたる。今回はレアな紅葉情報のガイドブックや風変りな旅エッセイなど、ひと味違う旅の楽しみ方ができる指南本を3冊ご紹介。

   J-CASTニュースの書籍サイト「BOOKウォッチhttps://books.j-cast.com/)」でも特集記事を公開中。

生粋の京都人が教えてくれる隠れ家的スポット

『おひとり京都の秋さがし』(著:柏井壽、光文社知恵の森文庫、691円)
『おひとり京都の秋さがし』(著:柏井壽、光文社知恵の森文庫、691円)

   『おひとり京都の春めぐり』をはじめ、生粋の京都人である著者が、四季折々の京歩きの愉しみを綴る「おひとりシリーズ」第3弾、『おひとり京都の秋さがし』(著:柏井壽、光文社知恵の森文庫、691円)。京都市に歯科医院を開業している柏井氏は、生来の旅好きで、京都および日本各地の旅行記・エッセイを執筆。テレビ番組や雑誌の京都特集での監修も務めている。

   「秋といえば、京都が最もにぎわいを見せる季節。だからこそ、ひとりで旅をしたい。ちょっと遠くに足を伸ばして、隠れ紅葉をさがす。落葉を踏みしめて、古寺の仏さまに手を合わせる......。月見行事、山里の奇祭、そして秋の味覚。何度も訪れているはずなのに、いつも新しい京都がある(本書より)」。

   「秋京都 ひなみ つきなみ(月に遊び 秋草に酔う;萩の花;秋の七草;火と戯れ 稔りを祈る;茶に親しむ)」、「穴場で紅葉狩り」、「京都秋の美味巡り」、「秋の足伸ばし―紅葉狩りと近江の美味巡り」、「京都秋泊まり」の全5章を写真とエッセイで紹介。あまり知られていない京都の魅力を教えてくれる。

歴史に彩られた奈良の紅葉の美しさを知る

『奈良 大和路の紅葉』(著・桑原英文、倉橋みどり、淡交社、1728円)
『奈良 大和路の紅葉』(著・桑原英文、倉橋みどり、淡交社、1728円)

   「万葉集」や「小倉百人一首」にも詠われる古来の名所から、知られざる隠れスポットまで、奈良県全域の紅葉・黄葉(もみじ)の見どころ約60ヶ所を紹介する『奈良 大和路の紅葉』(著・桑原英文、倉橋みどり、淡交社、1728円)。奈良県を中心とした風景・仏像・建築・歴史的景観などを撮影する奈良在住のカメラマン桑原氏の写真と、奈良の近現代の文化や歴史を編集・発信する作家で学者の倉橋氏のエッセイや解説。これまでにない奈良の紅葉の楽しみ方を紹介する。

   「奈良市 市街および郊外/春日山の紅葉」「生駒から葛城へ/美に耐える」「山の辺の道から宇陀・曾爾へ/万葉の音、大和の音」「飛鳥から吉野へ/私の愛する吉野の紅葉」「撮影者から聞いた、行ってみたい絶景ポイント」などのほか、エリア別マップもついているので、ガイドブックとしてもしっかり役立ちそう。

旅の楽しみ方はみんな違っているからおもしろい

『日本全国津々うりゃうりゃ』(著・宮田珠己、幻冬舎、745円)
『日本全国津々うりゃうりゃ』(著・宮田珠己、幻冬舎、745円)

   旅とレジャーのエッセイを中心に執筆を続ける宮田珠己氏の『日本全国津々うりゃうりゃ』(著・宮田珠己、幻冬舎、745円)。日光東照宮では「眠り猫」よりも「幻のクラゲ」探しに精を出し、しまなみ海道では大潮の日に山のように盛りあがる海を求め、船に乗る。名古屋で歴史ある珍妙スポットを続々と発見したかと思えば、なんと自宅の庭一周の旅まで! どこに行っても寄り道と余談ばかり。これぞ旅の醍醐味という爆笑の日本巡りが展開する。

   「秋山郷、十日町-国境の長いトンネルを抜けたんだからそこは外国」「日光-東照宮にクラゲはいるか」「大陸ーと言っても過言ではないうちの庭」「天草-台風は悔い改めよ」「志賀島-海の危険生物に関する考察と警告」「神津島-東京で砂漠を見にいく」「千里-ふるさとはニュータウン」など、あらたな旅の姿が見えてくる。

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