2024年 5月 2日 (木)

■マイルCS 大混戦で評価割れる
「スポーツ5紙予想ランキング」

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    2015年の覇者・モーリス、春のマイル王・ロゴタイプが中距離路線の天皇賞・秋(GI)に出走して不在。どの馬にも勝つチャンスがある、大混戦の今年のマイルチャンピオンシップ(GI、京都 芝・1600メートル)。スポーツ5紙の予想もかなり頭を痛めたようで、評価が割れている。

    そうしたなか、実力の目安になっているのが、昨年のこのレースと春の安田記念、マイル戦の重賞実績のようだ。

サトノアラジンかイスラボニータか

    サンケイスポーツとスポーツ報知が本命◎を打ったのが、前哨戦のスワンステークス(GII、京都・芝1400メートル)の勝ち馬、サトノアラジン。昨年のこのレース、春の安田記念はともに4着。サンスポは、「セレクトセールで1億3650万円という高値がついた素質馬」と評価したうえで、これまでのGIレースでは「最後の詰めが甘かった」。それが「甘さは消え、桁外れの決め手を見せつけた」と、スワンSの豪快な勝ちっぷりを買った。

    スポーツ報知も、「久々で中身が伴っていなかったスワンSでさえ、直線一気。後肢(後ろ脚)に力がついて破壊力が増した」と高評価。スワンSを勝ったあとも順調とみている。

    ただ、スポーツニッポン、日刊スポーツとデイリースポーツの3紙は、▲や△の評価にとどめた。

    そんなニッカンとデイリーの本命◎は、2014年の皐月賞(GI)馬で、昨年3着馬のイスラボニータ。ニッカンは2年連続で本命に推す。「昨年は致命傷の出遅れが響いただけで、直線では(コースの)内をするすると伸びて、自身初めて上がり最速をマーク」したことを評価。前走の富士ステークス(GIII、東京・1600メートル)は58キロを背負っての2着で、「力の衰えはない」とみた。

    デイリーは、この馬の「安定感」を支持した。やはり昨年の敗因を出遅れとみていて、「今年こそ、スムーズに(レースを)運んでVをつかむ」と期待する。

    スポニチとスポーツ報知も対抗○に推している。

充実一途のヤングマンパワー

    ポツンと、スポニチだけが本命◎を打ったのが、「充実一途の4歳馬」のヤングマンパワー。3歳時のアーリントンカップ(GIII、阪神)に、今年は関屋記念(GIII、新潟)と前走の富士Sと、1600メートル戦の重賞3勝と得意の距離。現在3連勝中で勢いはメンバー中1番だ。関屋記念、富士Sともに「正攻法で早めに抜け出して後続を完封する強い競馬。心身共に充実し、完成の域に近づいた感がある」とみた。調教の動きも圧巻。「さらなる上積みが見込める状況」と、強気だ。

    ヤングマンパワーには、ニッカンが対抗の○印。デイリーが単穴▲に評価。サンスポとスポーツ報知も△を打っている。

    一昨年、昨年と2年連続でこのレース2着だったフィエロに対抗○印を打ったのが、サンスポとデイリーの2紙。7歳という年齢をどう見るかだが、春の安田記念も3着と、とにかく1600メートルは得意。他の3紙も△と、無視できないようだ。3歳馬で、1600メートルの重賞(GIII)2勝、春のNHKマイルカップ(GI、東京・芝1600メートル)で2着があるロードクエストにはデイリーを除く4紙が△や★印をつけた。

    忘れてはいけないのが、GI馬(2014年のNHKマイルC)のミッキーアイル。今年に入ってからは1200~1400メートルの重賞しか走っていないことや、外枠(16番)からのスタートになることで、スポーツ5紙の評価は▲△☆印といま一つだが、前走のスプリンターズステークス(GI、中山・芝1200メートル)では逃げて2着に踏ん張り、さすがGI馬と思わせた。

    他では、ニッカンが名手・武豊騎手が騎乗するディサイファを単穴▲に評価。5歳牝馬のマジックタイム、昨年のマイル王で10月の天皇賞・秋を制したモーリスに、前走の札幌記念(GII、札幌・芝2000メートル)で勝ったネオリアリズムに印が回った。

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