新しい「牛乳ヒーロー&ヒロイン」誕生! 作者の正体は小学生の女の子

国連の食糧農業機関も感謝

   ところで今回のコンクールでは、応募作品1枚につき50円、酪農家や乳業会社からFAO(国際連合食糧農業機関)の「飢餓撲滅草の根募金」に寄附される。そのことが全国の小学生に届いたこともあって、応募数は前年比で約2倍に激増。募金総額は約108万円に達した。

   来賓祝辞に続いて募金の贈呈式が行われ、FAO駐日連絡事務所のンブリ・チャールズ・ボリコ所長が流暢な日本語で感謝の言葉を述べた。

「いただいた募金については、食糧難で苦しんでいる国や地域の自立を支援するために、効果的に活用させていただきます」
「いま世界の人口はおよそ73億人ですが、その中で食べるものが十分になく毎日お腹をすかせ、栄養不足の状態にある人が約8億人もいます。また世界の人口は増え続けており、2050年までに97億人になると言われています。97億人全員に十分な食糧を提供するには、全世界の食糧生産量を現在より60%も増やす必要がありますが、でもそれは本当に難しいことなのです」
「このコンクールの応募開始日である6月1日は『世界牛乳の日』です。世界の多くの人々が栄養豊富な食品としてのミルクへの関心を高め、酪農の仕事の大切さを記念する日として国連が定めました。みなさんが絵に表現してくれた『牛乳を大切にする気持ち』をこれからも大切に持ち続けてください」
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