英会話教室を運営するイーオンと日本ラグビー協会は2017年1月16日、ラグビー日本代表の公式サポーター契約を締結したと発表した。イーオンはインターネットレッスンやeラーニング、合宿時の集合研修などで、ラグビー日本代表選手の英語力の底上げに力添えするという。「英語ができないと、ますます『アウェイ』感が強くなる」16日に行われた共同記者発表会見では、日本ラグビー協会専務理事の坂本典幸氏、イーオンの代表取締役社長・三宅義和氏、法人部教務コーディネーターの箱田勝良氏、ラグビー男子日本代表の大野均選手、ラグビー女子日本代表の斎藤聖奈主将があいさつを行った。坂本氏は「グローバル化が進む中、勝つには語学が必要だ。国際試合において、レフリーとのコミュニケ―ションは、英語。チームの中でも、相手とも、英語を使うことが多くなった」と語り、ラグビー日本代表における英語の必要性を説いた。三宅氏は「英語ができないと、世界と戦う上でますます『アウェイ』感が強くなり、本来の力が発揮できないケースもあるのではないか」と話す。「一流のビジネスマン、弁護士、政治家と話しても」と前置きして「仕事の場では使えるが、困るのはその後。『パーティーや食事会、懇親会で話すことがない。何を話したらいいか分からない』という悩みをよく聞く」と明かし、「英語は『筋トレ』だ。『時間がない』という人が多いが、隙間の時間を有効に利用して練習することはいくらでもできる」と強調した。発表会見では、大野選手と斎藤選手がイーオンの外国人講師との英会話レッスンを体験した。「Whatdoyouliketodoinyourfreetime?」と聞かれると、大野選手は「Iliketogotopubs.」、斎藤選手は「Ilikelisteningtomusic.」。斎藤選手が「Whoisyourfavoritesinger?」に「JustinBieber.」と答えると、外国人教師は「Really?I'msoshocked.」と語るなど終始、和やかな雰囲気で会話が弾んだ。イーオンは、新eラーニングサイトをオープンした箱田氏によると、イーオンがラグビー日本代表に提供するプログラムは、①ラグビー選手用オリジナル教材開発②オンラインレッスン③集合研修④イーオンスクール研修⑤特別強化指導⑥Eラーニングの6つだという。イーオンは17年1月16日、新たなeラーニングサイト「AEONeラーニング」をオープンしており、ラグビー日本代表に提供されたプログラムのEラーニングでは、このコンテンツ(月額980円)を無料で利用できるようになる。音声機能の付いた英会話コンテンツや、イーオン外国人教師による動画配信などのサービスがある。他にも、ラグビー選手用オリジナル教材開発はメディア対応やファン対応、試合中など場面別の英会話に対応して作られている。オンラインレッスンやイーオンスクール通学では、それぞれインターネット(テレビ会議システム)、最寄りのイーオンスクールで1対1の個別指導を受けられる。
記事に戻る