2024年 4月 23日 (火)

W杯予選、原口「ドリブルだけじゃ勝てない」
危機感が習得させた誰にもない武器!

【スポメディア・ウォッチ】

   「ドリブルだけじゃ勝てない」。サッカー日本代表FW原口元気(25)が、自己改革へ向かわせた危機感を明かした。2017年3月23日放送「グッド!モーニング」(テレビ朝日系)が特集した。

   ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で4戦連続得点中と、代表に欠かせない存在となりつつある原口。そのゴールシーンを振り返ると、原口がドイツに渡ってからの3年間で新たに習得した「武器」が見えてくる。

  • 2014年6月にドイツへ渡った原口元気(画像はヘルタ・ベルリン公式サイトから)
    2014年6月にドイツへ渡った原口元気(画像はヘルタ・ベルリン公式サイトから)
  • 2014年6月にドイツへ渡った原口元気(画像はヘルタ・ベルリン公式サイトから)

「成果が実感できた」イラク戦のゴール

   ドリブルが最大の持ち味だった原口だが、2014年を境にそのスタイルに限界を感じ始めたという。この年は6月に浦和レッズからドイツ・ブンデスリーガのヘルタ・ベルリンへの移籍、ブラジルW杯メンバーからの落選と、大きな出来事を経験、その中で感じるものがあった。

「技術で勝負しても勝てないなっていう選手を見てきた。自分自身、何かをすごく変えないといけないと思った」

   2018年のロシアW杯に向けて習得に動いたのが、「高速の方向転換(ターン)」だった。「サッカーの『速さ』って、方向転換の速さがすごく大事」という原口は、高速ターンをしてもぶれない体づくりのため、基礎の体幹を鍛える地道なトレーニングを繰り返した。「止まってからのターンや、止まってからの飛び出しの動きは、すごく良くなっている」と手応えを感じている。

   「トレーニングの成果が実感できたシーン」と話したのは、16年10月6日のW杯最終予選・イラク戦でのゴールだ。左サイドの原口は、自陣に戻って最終ライン付近でボールを奪取すると、すかさず方向転換し、一直線に相手ゴールに向かって走り出した。それが自らのゴールにつながった。

   こうしたシーンは16年10月11日のオーストラリア戦でも見られた。ハーフウェーライン付近で相手の縦パスをカットした原口は、そのこぼれ球をMF長谷部誠が拾う前に、すぐに前を向いて相手ゴールへ走り出していた。この動き出しの速さが、縦に速い攻撃からの自身のゴールを生み出した。

   番組で原口は「ボールを取った瞬間に飛び出すのが一番のチャンスになる。ここは逃せないという感覚がある」と口にし、17年3月23日深夜(24日未明)のUAE戦に向けて「必ずゴールを取る」と宣言していた。

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