2020年 8月 5日 (水)

大橋卓弥、かりゆし58、玉置浩二...
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   【タケ×モリの「誰も知らないJ-POP」】

   試験問題風に言えば、「次の曲達に共通する点を2つあげよ」ということになるかもしれない。

   海援隊「母に捧げるバラード」、小椋佳「木戸をあけて~家出する少年がその母親に捧げる歌」、大橋卓弥「ありがとう」、SEAMO「MOTHER」、かりゆし58「アンマー」、萩原健一「九月朝、母を想い」、玉置浩二「純情」などである。70年代の曲もあれば最近の曲もある。題名を聞いただけでは内容が思い浮かばないものもあるに違いない。

「母の歌」はレコード会社5社共同企画「大人のJ-POPカレンダー 365 Radio Songs 5月 東京」に収められている
「母の歌」はレコード会社5社共同企画「大人のJ-POPカレンダー 365 Radio Songs 5月 東京」に収められている

音楽をやった人間が越えたハードル

   一つ目の共通点は、すぐに見つかるはずだ。

   母親である。様々な形で母親について歌っている。男性のソングライターが、母親をテーマにして書いた曲がそれらである。

   シンガーソングライターというのは、自分の身の回りに起こったことや、日々思うことを下地にしながら作品を紡ぐ人たちである。中にはフィクションのような創作性を得意にする人もいたりするものの、多くは個人的な経験を元にしている。

   それらの歌も、自分の青春や思春期の母親との関係が反映されている。

   音楽をやっている人間の多くが、「親の反対」というハードルを経験している。「勉強もしないで楽器ばかり弾いてないで」とか「音楽で生活出来ると思ってるの」などという小言の洗礼を受けなかった人の方が少ないはずだ。ましてや、地方から上京してきたアーティストがまず超えなければいけなかったのが親だろう。ありていに言ってしまえば「親を泣かせる」ことからその活動が始まっているのかもしれない。そして、そんな母親に対して、自分がどんな仕打ちをしたか、どこかに後ろめたいものとして残っている。

   例えば、大橋卓弥の「ありがとう」は、こんな風に歌っている。

「出来が悪くていつも困らせた あなたの涙何度も見た」「素直になれず罵声を浴びせた そんな僕でも愛してくれた」「今になってやっとその言葉の本当の意味にも気づきました」

タケ×モリ プロフィール

タケは田家秀樹(たけ・ひでき)。音楽評論家、ノンフィクション作家。「ステージを観てないアーティストの評論はしない」を原則とし、40年以上、J-POPシーンを取材し続けている。69年、タウン誌のはしり「新宿プレイマップ」(新都心新宿PR委員会)創刊に参画。「セイ!ヤング」(文化放送)などの音楽番組、若者番組の放送作家、若者雑誌編集長を経て現職。著書に「読むJ-POP・1945~2004」(朝日文庫)などアーテイスト関連、音楽史など多数。「FM NACK5」「FM COCOLO」「TOKYO FM」などで音楽番組パーソナリテイ。放送作家としては「イムジン河2001」(NACK5)で民間放送連盟賞最優秀賞受賞、受賞作多数。ホームページは、http://takehideki.jimdo.com
モリは友人で同じくJ-POPに詳しい。

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