写真家・青山裕企氏が2017年5月31日に発売する写真集『パイニャン』(玄光社)が、早くもインターネット上で注目を集めている。写真集は「おっぱい×ネコ」をテーマに、全ページに渡っておっぱいにじゃれつくネコの姿を収めた。この斬新すぎる組み合わせはどういった思いで作られたのか。玄光社と青山氏に話を聞いた。「男はおっぱいの前で我を忘れるが、猫は、冷静だ」青山氏は、女優の吉高由里子さんや、アイドルグループ・乃木坂46の生駒里奈さんの写真集などを手がける第一線で活躍する写真家だ。フェティッシュな作風で知られ、スカートとひざ上ソックスの間に覗くふともも部分を撮影した『絶対領域』(一迅社)や、胸元が肩掛けカバンで強調されているさまを写した『パイスラッシュ―現代フェティシズム分析』(エンターブレイン)などを刊行している。そして今回、自身53冊目となる著書が『パイニャン』だ。帯は、お笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実さんが寄稿し、「男はおっぱいの前で我を忘れるが、猫は、冷静だ」とコメント。なるほど...表紙に写ったネコは、わずか数ミリの距離にある豊満なバストを前にしているが目線は一切谷間に注がれていない。写真集は発売前から話題となっており、ツイッター上では、「パイニャンは流行る」「何度考えてもパイニャン欲しいな」「パイニャンのニャンになりたい」と絶賛の声であふれている。この「意外すぎる」組み合わせ、どういった背景で誕生したのか。「どの写真が好きかで嗜好がわかる」出版元である玄光社の担当者は、「両方とも普遍的な癒しの存在である『おっぱい』『ねこ』を、フェティシズムの旗手であり、猫愛好家である青山さんが撮影することで、『究極の癒し』を目指しました」と企画の意図を話す。すでに見た読者からは、「すごくかわいい!!!」と好意的な反応が多く、「男性の読者さんは猫を自分になぞらえることが多く、どの写真が好きかで嗜好がわかる、とも言われました(猫がおっぱいの上にのっている写真が好きな人は支配願望、二人に挟まれている写真が好きなのはハーレム願望、など)」といった「見解」も寄せられているそうだ。著者の青山氏は、読者にこうメッセージを送る。「フェティッシュなテーマではありますが、ネコ好きの方にも気にいっていただけるよう、ネコの表情やポーズなどにも、かなりこだわって撮影しましたので、ぜひ一度お手元にとって、読んでみてください!」
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