女性にとって絵文字は、メールやSNSのやり取りに欠かせないコミュニケーションツールだ。メッセージに絵文字を加えるだけで、自分の心情を豊かに表現できる。一方、同じくらいの表現を自分の顔で自由に出せられる人はどれくらいいるだろうか。資生堂は幅広い年代の女性を招き、実際に「絵文字顔」に挑戦してもらった。2017年6月1日、その結果をWeb動画「EMOJI-GAOCHALLENGE」で公開した。「難しい~」とこぼす女性も今回体験したのは、撮影内容を何も知らされずに集められた10~50代の女性たち。一人ひとり、これから何が起こるのか不安を抱きながら、スタジオ中央のモニターに向かってチャレンジを始めていく。モニターを見つめ、まずは自分が普段使っている絵文字を選んでいく参加者たち。続いて、映し出された「今、あなたが選んだ絵文字と同じ表情をしてください」の指示文に小さくうなずく。3・2・1のカウントとともに、表情豊かな絵文字が次々と表示される。「同じ顔ですか?」「えっ、ホントに??」と戸惑いながらも、参加者はテンポよく絵文字と同じ表情を実際に出そうと、顔の筋肉をフルに使うものの、なかには「難しい~」と苦戦する女性も――。Web動画では、画面左に絵文字、右に本人の表情がそれぞれ映し出される。果たしてどれくらいのギャップがあるのか。気になる続きは「EMOJI-GAOCHALLENGE」をチェックしよう。動画の最後に、自分の表情をチェックできる仕掛けも用意されている。しわを改善して表情を豊かにそもそもこの「EMOJI-GAOCHALLENGE」は、資生堂のしわ改善技術をPRする「資生堂表情プロジェクト」の一環として公開された。17年に同社は、日本で初めて、有効成分・純粋レチノールの配合による「しわを改善する」新効能の認可を厚生労働省から受けた。その純粋レチノールを配合した美容濃密リンクルクリームが、エリクシール(ELIXIR)ブランドから6月21日に発売される。同社が17年4月14日・15日にインターネットで実施した「現代女性のSNS/メールと日常生活における『表情』に関する調査」によると、30代・40代の49.0%が8割以上の頻度で絵文字を利用しており、「いつも(10割)」と回答した人は約20%を占めた(図表1)。また、10代では4人に1人(26.0%)が、周りの人から表情が豊かだと「よく言われる」結果となった。ところが30代・40代では、表情が豊かだと「よく言われる」人は10%強しかいない。年齢が高くなるとともに、表情が豊かだと「よく言われる」人は減っていく(図表2)。30代・40代は絵文字の利用率が高い一方で、表情が豊かだと「よく言われる」は少なくなっており、日常生活における表情の出し方は、SNS/メールにおける絵文字利用とは逆転することが明らかになった(図表3)。日常生活で笑顔、泣き顔、怒り顔、驚き顔、真剣な顔、困り顔のいずれかの表情を出すとき、30~50代女性のうち70.3%がしわを気にしている(図表4)。とくに気になるのは、笑うときの「目尻のしわ(55.5%)」と、怒るときの「眉間のしわ(51.7%)」だった。
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