アメリカ発のストレス解消グッズで、日本でもまたたく間に人気を博した「ハンドスピナー」。それに続けとばかりに、今度は「トグルスイッチ」がインターネット上で話題となっている。「切り替え心地はとてもいい」トグルスイッチとは、つまみ状の操作レバーを任意の方向に倒すことで、電気回路を切り替える構造をもつ電子部品だ。一般的に、電装品のONとOFFを交互に切り替える際に用いられる。そんな知る人ぞ知る専門的なパーツが、本来の用途とは関係ない「娯楽玩具」として注目を集めている。ツイッターでは、「トグルスイッチの切り替え心地はとてもいい机の上に転がってると勉強中とか無意味にカチカチしちゃう」「トグルスイッチを意味もなくカチカチするの癖になる」「ぼくもトグルスイッチ持ち歩いてる」と、手慰みとして使っているという声が少なくない。中には、リングを装着して「キーホルダー」として携帯しているというユーザーもいた。実際に試してみると...さっそく、記者も購入してみた。大手通販サイトでは、1個100円~1000円ほどで販売しており、今回は2個で600円ほどのトグルスイッチを入手した。金属素材の武骨な形状に加え、レトロ調のデザインは実に男心をくすぐる。工業製品ではあるが、収集したり持ち歩きしたくなる心理も頷ける。肝心の操作感だが、「気泡緩衝材(プチプチ)」を潰しているようなイメージだろうか。薬指で基盤を支え、親指と人差し指の2本で少し硬めのレバーを「パチッパチッ」と倒す作業は、なぜか無性にハマってしまう。手ごろな値段で、さまざまなデザインが揃う「トグルスイッチ」。ぜひお気に入りの1台を見つけてみてはいかがだろうか。
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