英国のグラムロックバンド「T.Rex」のヴォーカル&ギター、マーク・ボランがこの世を去って40年。彼の命日にあたる9月16日を前に、T.Rexをリスペクトしてやまない超豪華アーティストが世代を超えて集結したトリビュートアルバム「T.RexTribute~SittingNextToYou~PresentedbyRamaAmoeba」を、ビクターエンタテイメントが2017年9月13日に発売する。「T.Rex」の熱狂的ファンで、マーク・ボランフリークのアキマツネオ(元マルコシアス・バンプ、現RamaAmoeba)をはじめ、OKAMOTO'SのオカモトショウやCiaoBellaCinquettiの橋本愛奈らが参加。演奏や音質にこだわり、T.Rexの魂を現代に甦らせた。マーク・ボランの魂が甦る「T.Rex」トリビュートアルバムしょっぱなは、イントロが鳴っただけでボルテージが上がる、グラムロックのクラシック「GetItOn」(1971年発表)。80年代にはロバート・パーマーやデュラン・デュランが参加したパワーステーションがカバーして大ヒットするなど、これまでにさまざまなアーティストが手がけてきた1曲を、THEBAWDIESのリーダー、ROYがソウルフルにシャウトする。映画「20世紀少年」のテーマ曲として知られる「20thCenturyBoy」を熱唱したのは、9mmParabellumBulletのヴォーカル&ギターの菅原卓郎。彼にシビレたあと、さらにNHKの朝ドラ「ひよっこ」に出演中のロック・シンガー、シシド・カフカが伸びやかなハスキーボイスで聴かせる「MetalGuru」に惹きつけられる。T.Rexにとっては、72年に4枚目の全英チャート第1位を記録した曲を、気だるい感じで、でも妖艶に女性らしく歌う。圧巻は、マーク・ボラン&デヴィッド・ボウイのデュエット・セッション「SittingNextToYou」を、アキマツネオ&吉井和哉(THEYELLOWMONKEY)が「共演」。この曲は、収録直後にマーク・ボランが交通事故で他界した「最後の曲」で、今回のトリビュートアルバムでは、アキマツネオが放送素材やデモ音源などから解析して完成させた。その彼が「アルバムをつくろうと思ったモチベーションになった」と語る1曲だ。いまだに熱狂的なファンが少なくないT.Rexだが、故マーク・ボランに捧げる1枚にふさわしい仕上がりであることは間違いない。必聴!!2778円(税別)。視聴はこちらから。
記事に戻る