名作文学の読後感を味わえる!? AI分析で生まれたコーヒー「飲める文庫」

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   日本電気(NEC)が2017年10月27日から11月30日まで、コーヒー豆専門店のやなか珈琲店と共同で、ブレンドコーヒー「飲める文庫」を発売する。AI(人工知能)で再現した名作文学の読後感を味わえるコーヒーだ。

   「若菜集」「人間失格」「吾輩は猫である」「こころ」「三四郎」「舞姫」の6種で、価格は各950円(税込)で、セットで2340円(税込)。

「悲しい結末だった」→苦味

   「飲める文庫」の開発にあたっては、NECのデータサイエンティストが、文学作品に関する1万件超のレビュー文(読後感)をコーヒーの味覚指標に変換し、それを基に学習データを作成した。

   味覚指標は、苦味と甘味、余韻、クリア感、飲みごたえの5つだ。たとえばレビューに「悲しい結末だった。切なさが湧きあがってきた」とあれば「苦味」、「人生について考えさせられる一冊だった。心に残る素晴らしい作品だった」だと「余韻」に変わる、といった具合だ。

   NECの最先端AI技術群「NEC the WISE」の1つで、ディープラーニング(深層学習)技術を搭載したソフトウェア「NEC Advanced Analytics - RAPID機械学習」に学習データを投入し、分析モデルを作成。

   島崎藤村の「若菜集」と太宰治の「人間失格」、夏目漱石の「吾輩は猫である」「こころ」「三四郎」、森鴎外の「舞姫」のレビュー文をこの分析モデルで分析し、味覚指標のレーダーチャートを作り上げた。

   やなか珈琲店のカップテスターがレーダーチャートに基づき、6種のブレンドコーヒーを考案、開発した。

   島崎藤村の代表作「初恋」などを収録する「若菜集」のコーヒーは、青春のみずみずしい感情を思い出す味わいに仕上がった。一方、太宰治の「人間失格」は、滑らかな口当たりと豊かな苦味で人間の弱さを表現した1品だ。

   各6種のコーヒーは10月27日から11月30日まで、6種のセット「6作品飲み比べ ドリップバックセット」は11月8日から30日まで発売する。

   販売場所は、やなか珈琲店の秋葉原CHABARA店、アトレ亀戸店、コレド室町店など。

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