2018年 10月 17日 (水)

天才・石ノ森章太郎が僕たちに教えてくれたこと

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   昭和を代表するマンガ家として、また特撮作品の原作者としても知られ、いまだに強い人気を誇っている石ノ森章太郎氏が、2018年1月28日没後20年を迎える。今回は、今もなお、時代に影響を与え続ける彼の残した偉大な作品、歴史を振り返りながら、"石ノ森作品から学ぶこと"を探る3冊。

   J-CASTニュースの書籍サイト「BOOKウォッチhttp://www.j-cast.com/bookwatch/)」でも特集記事を公開中。

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今や世界中で愛される石ノ森作品の原点がここに!

石ノ森章太郎 ビッグ作家 究極の短篇集』(著者:石ノ森章太郎 小学館)
石ノ森章太郎 ビッグ作家 究極の短篇集』(著者:石ノ森章太郎 小学館)

   1968年創刊のマンガ雑誌「ビッグコミック」が2013年に45周年を迎えた。それを記念し、創刊当時に掲載していた8人のビッグな作家たちの1960年末~1970年初頭に生み出した大人向けの作品の中から、厳選した短編を作家ごとに集成。『石ノ森章太郎 ビッグ作家 究極の短篇集』(著者:石ノ森章太郎 小学館 720円)は、その第7集として天才の名をほしいままにした石ノ森章太郎氏の作品を収録している。時代劇からSF、ファンタジーまで、ペン1本で描かれた、まるで映画を見ているかのようにエネルギーがほとばしる傑作を楽しもう。

   作品は、第1話/シャマイクル、第2話/佐武と市捕物控、第3話/009ノ1、第4話/馬がゆく!、第5話/買厄懸場帖 九頭竜、第6話/さんだらぼっち、第7話/ジュンの千夜一夜物語、第8話/トキワ荘物語。

マニア必携!「仮面ライダー」に夢に懸けた熱き男たちの物語

仮面ライダーをつくった男たち 1971・2011』(著者:村枝賢一、小田克己 講談社)
仮面ライダーをつくった男たち 1971・2011』(著者:村枝賢一、小田克己 講談社)

   TVシリーズ「仮面ライダー」の草創期を描いたノンフィクションコミックの傑作、『仮面ライダーをつくった男たち 1971・2011』(著者:村枝賢一、小田克己 講談社 1234円)が、新たな記事とともに圧倒的ボリュームで復刻!本作は2部構成で「1971パート」では、シリーズ産みの親・平山亨氏の番組黎明期の奮闘をはじめ、殺陣と情、悲哀そして誇りがシリーズを支え続けた「大野剣友会の魂」などの旧版コミックを完全収録。さらに公式ファンブック「受け継がれる魂」から大野剣友会関連の図版を再構成している。

   また「2011パート」では、2011年夏に開催されたイベント「仮面ライダー40周年記念ライダー大集合!」の模様を131Pにわたるボリュームで収録。イベントの舞台裏、当日の模様、1号からBLACK RXまでの俳優&スタッフトークショーを豊富な写真とともに紹介する。

石ノ森作品の潜在能力の高さがわかるマンガ評論

『石ノ森章太郎論』(著者:山田夏樹 青弓社)
『石ノ森章太郎論』(著者:山田夏樹 青弓社)

   "天才"と謳われる一方で、1970年代以降の作品は"つまらなくなった"とも言われるこれまでの一面的な評価を覆し、マンガという表現形式の多様性とその可能性を晩年まで追求した意義を再評価する『石ノ森章太郎論』(著者:山田夏樹 青弓社 2,160円)。「二級天使」「龍神沼」「幽霊少女」「サイボーグ009」「マンガ家入門」などの作品はもちろん、後期の「仮面ライダー」「HOTEL」「マンガ 日本の歴史」なども含め、石ノ森作品をおもしろさや手塚治虫との関係、当時のマンガ界の状況などを紹介。

   「マンガとは何か―その表現形式と身体性」「流動的身体のせめぎ合い―『リボンの騎士』と『二級天使』」「創る者/創られる者―『サイボーグ009』における『神々』との闘い」など全5章。作品図版が多数納められているのもうれしい。

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