人生を豊かにする大きな要素ともいえる「趣味」。その趣味の充実度は、その人が住んでいる都道府県によって変わるものなのか。「趣味」に特化したコンテンツを提供するアプリ「Funmee!!(ファンミー)」は、「趣味とライフスタイル」に関するアンケート調査を実施。調査結果をもとに、趣味にハマっており、かつ、幸福度が高い人を「趣味充(しゅみじゅう)」と名づけ、47都道府県をランキング化した。「趣味の充実度」と「かけるお金」は関係ない?調査は、全国の30歳~59歳の男女4700人を対象に行われた。「趣味充」の分布を都道府県ごとにランキング化すると、1位「徳島」、2位「沖縄」、3位「奈良/鹿児島」となった。また、趣味に使うお金が多い都道府県ランキングでは、1位は「山口」、2位「茨城」、3位「高知」の順。興味深いのが、趣味充ランキング1位の徳島は、趣味に使うお金の比率ランキングでは、最下位だったということ。趣味充ランキング上位の沖縄、奈良、鹿児島も同様に下位だった。つまり、趣味にハマって幸せな"度合"は、どれだけお金をかけたか、ではないということだ。専門家が分析 徳島はなぜ1位なのか?県民性研究の第一人者で、「県民性博士」との相性で呼ばれている矢野新一氏は、徳島県が「趣味充ランキング」の1位となった理由は、江戸時代に市場を賑わせ、徳島を繁栄させた「阿波商人」に由来する県民性にあると分析している。「趣味にハマっているのは、何事にも真面目で堅実だからでしょうね。そして、せっかく始めた趣味を簡単にやめてしまうのはもったいないと考えているからです。使うお金がワースト1位なのは、無駄なお金は使わないためです」また、高杉晋作などの出身地である長州藩の流れを引く山口県の県民性については、「見栄っ張りで体裁を気にする人が多いから、趣味にもお金をかけやすいのかもしれません」と話している。全国「趣味充ランキング」、「お金を使うランキング」<趣味充ランキングTOP10>1位「徳島」2位「沖縄」3位「奈良」3位「鹿児島」5位「愛知」5位「京都」5位「大阪」5位「岡山」5位「熊本」10位「神奈川」10位「滋賀」10位「兵庫」10位「島根」10位「香川」10位「佐賀」<趣味にお金を使うランキングTOP10>1位「山口」2位「茨城」3位「高知」4位「長崎」5位「宮崎」6位「東京」6位「京都」6位「和歌山」6位「島根」10位「滋賀」10位「大阪」10位「愛媛」10位「熊本」