2018年 11月 20日 (火)

羽生結弦、宇野昌磨が金銀独占の快挙! 日本はいかにしてフィギュア王国になったのか

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   第23回冬季五輪平昌大会は2週目に入り、連日熱戦が繰り広げられている。日本人選手はフィギュアスケート男子で金銀独占、スピードスケートでは女子初の金メダル、ノルディック複合、スノーボード、スキージャンプ、モーグル...大活躍だ。今回は日本のフィギュアスケート躍進の舞台裏やオリンピックのあり方など3冊を紹介したい。

   J-CASTニュースの書籍サイト「BOOKウォッチhttp://www.j-cast.com/bookwatch/)」でも特集記事を公開中。

天才・伊藤みどりから絶対王者・羽生まで

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   羽生結弦選手が66年ぶりに五輪連覇を達成し、初出場の宇野昌磨選手も銀メダルを獲得、日本のフィギュアスケートの強さを世界に見せつけた。日本はいかにしてフィギュア王国になったのか。

   『日本フィギュアスケート 金メダルへの挑戦』(著・城田憲子、新潮社、1620円)がその理由と背景を語る。著者の城田憲子さんは元日本スケート連盟フィギュア強化部長で、荒川静香選手、羽生選手を金メダルに導いた人だ。

   「天才少女・伊藤みどり」から「天才少年・本田武史」、「荒川静香・金メダルへの道」、「強すぎた浅田真央」、「努力の結晶・村主章枝」、「溢れる才能・安藤美姫」、「果たせなかった約束・高橋大輔」、「羽生結弦・ソチから平昌へ」と日本フィギュアの進化をたどる。

感動の舞台裏で動く莫大なカネ

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   「人類の祭典」といわれるオリンピックは国境を越えて多くの人たちに感動を与える。だが、その背後では、放映権料やスポンサー料という莫大なカネが動いている。『オリンピックと商業主義』(著・小川勝、集英社、799円)は、「感動の売り買い」はどこまで許されるのかと五輪マネーの歴史と現状を取り上げる。

   著者の小川勝さんはスポーツ新聞出身のスポーツライター。五輪を崇高な祭典ととらえる側と、利権システムを追求する側と二つの立場があるといい、五輪礼賛でも金権批判でもないスタンスで、「商業主義」の是非について掘り下げてみたいと語る。

   「商業主義」の起源と歴史、その弊害、マネーの分配など3章で具体的に詳述している。2年後の東京五輪のあり方を考えるうえで参考になる1冊だ。

古代オリンピックから近未来のSFまで

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   4年に1度のオリンピック。選手たちの躍動、勝者と敗者、観衆のどよめき――『オリンピック』(編・千野帽子、KADOKAWA、691円)は、オリンピックにまつわる文学作品を集めたアンソロジーだ。過酷だった古代オリンピックの逸話から近未来のSFまで9編を収録した。

   作品と作者を紹介すると、◆「東京五輪観戦記」(三島由紀夫)◆「明るく朗らかな運動会」(中野好夫)◆「冠 廃墟の光(抄)(沢木耕太郎)◆「オリンポスの果実(抄)」(田中英光)◆「たった一人のオリンピック」(山際淳司)◆「冬季オリンピック」(ロジェ・グルニエ)◆「走る男」(筒井康隆)◆「ギリシア奇談集より」(アイリアノス)◆「ハモニカ兎」(小川洋子)

   意外な作家の名もあれば、観戦記、純愛小説、ノンフィクションとジャンルも時代背景も色々だ。

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