2018年 5月 21日 (月)

「そだねー」で人気急上昇のカーリング女子 五輪後もブームは続くのか

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   平昌冬季五輪で一躍脚光を浴びている、カーリング日本女子チーム。「そだねー」「○○かい?」といった北海道弁が「可愛い」とSNSで話題になり、ハーフタイムに選手がおやつを食べる姿は「もぐもぐタイム」との呼称まで付いた。

   話題に事欠かない「そだねージャパン」だが、五輪終了後もその人気は続くのか。過去の五輪報道から探った。

  • 吉田知那美選手のインスタグラムより
    吉田知那美選手のインスタグラムより

本橋選手は冷静に分析

   「4年に1度来るやつですね。トリノ(2006年)、バンクーバー(10年)と経験した。この感じはなつかしい」(18年2月23日付「サンケイスポーツ」)。

   カーリング熱の高まりを、カーリング日本代表・本橋麻里選手(31)は冷静に見ている。06年、10年の五輪でも同様の経験をしているためだ。

   熱しやすく冷めやすいのが国民の常である。五輪フィーバーが大会後も続くことは珍しい。「そだねージャパン」も大会前の応援熱は決して高いとはいえなかった。前回のバンクーバー大会時の「熱」が続いていなかったことを物語る。

   実際、日本カーリング協会が大会直前に代表チームの強化費をクラウドファンディングで募ったところ、300万円の目標金額に対しわずか3万9300円しか集まらなかった。

   今回の盛り上がりも過去大会同様、長くは続かないのか。J-CASTトレンド編集部で、2010年バンクーバー大会、14年ソチ大会との報道量を比較してみた。

バンクーバー、ソチと比べて意外と...

   新聞記事データベース「日経テレコン」で、一般4紙(朝日、読売、毎日、産経)とスポーツ 5紙(ニッカン、スポニチ、報知、サンスポ、デイリー)を対象に、見出しに「女子 カーリング」が含まれる記事を調べた。五輪開催中に公開された記事のみを数えている(平昌大会は2月9日~22日で集計)。結果は以下の通り。

■バンクーバー大会(「チーム青森」目黒萌絵、近江谷杏菜、本橋麻里、石崎琴美、山浦麻葉の5選手がエントリー)・・・108記事

■ソチ大会(「北海道銀行フォルティウス」小笠原歩、船山弓枝、小野寺佳歩、苫米地美智子、吉田知那美の5選手がエントリー)・・・81記事

■平昌大会(「LS北見」吉田夕梨花、鈴木夕湖、吉田知那美、藤澤五月、本橋麻里の5選手がエントリー)・・・79記事

   平昌大会はまだ日を残すが、今大会は例年に比べ格段に多いわけではなかった。

「マリリン」「カーママ」が注目浴びる

   報道内容に違いはあるか。

   バンクーバー大会では、記事の大半は試合結果を伝えるストレートニュースだったが、本橋、近江谷両選手を「アイドル視」した記事もわずかにあった。

「<バンクーバー五輪>第12日 カーリング 女子1次リーグ カー娘終戦 世界の壁痛感8位...メダルに届かず マリリン 涙 『私がもっともっと自信を持ってできれば...』」(日刊スポーツ)
「冬季五輪 女子カーリング日本代表の近江谷杏菜の人気急上昇」(日刊スポーツ)

   記事では、「マリリン」こと本橋選手のルックスが大きな注目を集めている点や、ネットの掲示板で近江谷選手の容姿を絶賛する声が相次いでいる点などを伝えている。

   ソチ大会でも、試合結果のストレート記事が多いが、

「ソチ五輪カーリング:女子 カーママ、奮闘5位 日本女子最高 窮地で強さ見せた /北海道」(毎日新聞)
「ソチ五輪カーリング女子代表・北海道銀行の行員が「カーママ」にエール」(スポーツ報知)

などと、母親の顔を持つ小笠原選手、船山選手の健闘を称える記事もあった。

今年はSNS人気が顕著

   今大会は、実に豊富な切り口が存在する。

「もぐもぐタイム...カーリング女子日本代表、カナダ戦でもバナナやイチゴ」(読売新聞)
「NHK、カー娘緊急生中継で『そだねー』 話題の北海道なまりを新聞テレビ欄で」(サンケイスポーツ)
「カーリング女子、藤沢五月『男心を撃つ10大美女』に 氷も溶かす韓国メディアの"ラブコール"」(産経新聞)

   そのほか例年と違う点は、SNSでの言及数が多いことだ。「そだねー」や「もぐもぐタイム」はネット発で脚光を浴び、それを後追いする形でマスメディアが報じている。加えて、史上初となる準決勝進出を決めた点も盛り上がりに拍車をかけている。

   初の4強入りを決め、名実ともに「過去最高」のカーリング日本女子。今後の展開に注目だ。

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