大手食品メーカーの明治が販売する「きのこの山」と「たけのこの里」。2つの菓子をめぐる「どちらが美味しいか」論争は、インターネット上での定番の話題だ。だが、本家の明治がついに動いた。決着をつけるべく「国民総選挙」を行うというのだ。幾度となく繰り返されてきた勝負を制するのはどちらか――。マニフェストも用意明治は2018年2月26日~7月31日の期間、「きのこの山・たけのこの里国民総選挙2018」を実施する。「きのこ党」「たけのこ党」に加え、どちらも好きだという「どっちも党」の3派から最も人気の「党」を選ぶ企画で、ハガキや特設サイトで投票を受け付ける。年齢制限はなく、だれでも参加可能だ。各党は「公約」も7つずつ掲げている。きのこ党は「映画『きのこの王国』公開」、たけのこ党は「吉田沙保里とつくる『たけのこの里』発売」、どっちも党は「『きのこたけのこMUSEUM』開館」などがある。総選挙にかける明治の意気込みは相当のようだが、ネット上では「すでに勝敗は決している」、とする見方が強い。あの人が「たけのこの里好きの私」発言というのも、「霊長類最強女子」の異名を持つ女子レスリング・吉田沙保里選手(35)が「たけのこ支持」を表明しているためだ。吉田選手は17年6月6日、ツイッターに期間限定商品「たけのこの里 あずきミルク」の写真を掲載し、こうつぶやいた。「たけのこの里好きの私には、色んな味が出てくれて嬉しい」このツイートに対して当時、たけのこ派からは「勝利宣言」が続々と投稿されていた。今回の総選挙実施を受け、やはり「きのこたけのこ戦争はたけのこ派への吉田沙保里の介入により我々たけのこ派の勝利に終わったはずでは...?」「ていうか国民総選挙以前に、吉田沙保里選手がたけのこの里派を公言した時点できのたけ戦争は終わったんだよ明治も潔ぎ悪い」といった反応が。きのこ派からも「吉田沙保里がたけのこ派閥という時点で、我らきのこ派は勝利はおろか、生存権すら望むべくも無い」と弱気な発言が目立つ。なお、16年11月27日に放送された「日本国民がガチで投票!お菓子総選挙2016」(テレビ朝日系)では、たけのこの里は8位、きのこの山は30位圏外だった。
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