2018年 6月 22日 (金)

国民栄誉賞を受賞する人はどんな人? 次はフィギュアスケートの羽生選手

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   将棋の羽生善治氏は「永世七冠」を達成し、囲碁の井山裕太氏は2度目の「七冠同時制覇」を成し遂げ、ともに国民栄誉賞を受賞した。次は五輪で連覇したフィギュアスケートの羽生結弦選手が授与される見通し。多くの人に希望を与える明るいニュースだ。今回はこれまで国民栄誉賞を受賞したプロ野球の王貞治さん、歌手で映画俳優の故・美空ひばりさん、それと井山さんの3人の功績や人柄、生き方などについて紹介したい。

   J-CASTニュースの書籍サイト「BOOKウォッチhttp://www.j-cast.com/bookwatch/)」でも特集記事を公開中。

第1号は本塁打記録の王貞治さん

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   国民栄誉賞は1977年、本塁打の世界記録を打ち立てた王貞治選手の栄誉を称え、当時の福田赳夫首相によって創設したものだ。

   『もっと遠くへ 私の履歴書』(著・王貞治、日本経済新聞出版社、1620円)は、その王さんの自伝である。日本経済新聞に連載された「私の履歴書」を大幅に加筆した。頑固で不器用、手を抜けない性分。努力に明け暮れる姿は高度成長を遂げた日本人の姿と重なる。

   目次は「中国人の父の教えと運命の出会い」から「一本足で常勝巨人を引っ張る」「勝負は絶対に勝たなければ」「日本一、世界一、もっと遠くへ」の4章だ。巻末には第1号から最後の868号まで、相手投手、球場、打球方向別の本塁打記録を収録している。ちなみに、最も多く本塁打を浴びたのは平松政次投手(大洋)だった。

「演歌の女王」美空ひばりさんは没後の受賞

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   美空ひばりさんが病魔に侵され、この世を去ったのは1989年。52歳の生涯だったが、歌謡曲を通じて国民に夢と希望を与えたとして国民栄誉賞が贈られた。

   ひばりさんは誰もが認める「演歌の女王」だが、日本映画の黄金期には「銀幕の女王」とも呼ばれていた。『映画で知る美空ひばりとその時代 銀幕の女王が伝える昭和の音楽文化』(著・斎藤完、スタイルノート、2160円)は、ひばりさんが主演した映画10本を選び、時代背景や社会状況の中で、どのように評価され、どのように変わってきたかを分析する。

   取り上げているのは「東京キッド」「鞍馬天狗 角兵衛獅子」「リンゴ園の少女」「伊豆の踊子」「ジャンケン娘」「ひばり捕物帖 かんざし小判」「希望の乙女」「べらんめえ芸者」「ひばり十八番 弁天小僧」と「ひばりのすべて」の10章。懐かしい作品ばかりだ。

2度の七冠達成の井山さんの頭脳とは

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   囲碁の井山裕太氏は9歳でプロを目指し、12歳でプロになり、26歳で七冠を達成、翌年さらに2度目を果たし、28歳で国民栄誉賞を受賞した。

   『勝ちきる頭脳』(著・井山裕太、幻冬舎、1404円)は、井山氏自身が必ず勝利をモノにする思考法とその頭脳を明らかにした。「常識外」「独創」といわれ、「井山マジック」と称賛される一手はどのように生まれるのか。

   「打ちたい手を打つ」「定石を覚えて忘れろ」「強い人を相手に『安全』や『堅実第一』では勝てない」など基本的な信条をもとに、初タイトルから世界一への想いや、人工知能という新たな強敵についても語る。磐面のことだけでなく、ビジネスにも参考になる1冊だ。

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