毎年晩冬から春にかけて実施される「ヤマザキ春のパンまつり」。山崎製パン(東京都千代田区)が1981年からスタートし、春の風物詩となっている。対象のパンに貼付された点数シールを集めて応募すると、もれなく皿が当たるキャンペーンだが、実は「パン以外」も対象だった――。「パンとは何か?という哲学的な問い...」2018年の「パンまつり」は、2月1日~4月30日の期間行われている。キャンペーン名の通り、対象商品の多くは山崎製パンが販売する食パンや菓子パンで占める。だが、キャンペーンサイトを見ると、「魚介だし香る醤油ラーメン」「大きなチキンカツ弁当」「具たっぷり手巻おにぎり(紅鮭)」とパン以外の対象商品が多数紹介されている。これらは山崎製パンが展開するコンビニエンスストア「デイリーヤマザキ」「ヤマザキショップ」で販売するものだ。とあるツイッターユーザーが18年4月初旬、この事実について呟くと、「パンってなんだったっけ?穀物類の...何か......?」「パンとは何か?という哲学的な問い...」と頭を抱える人や、「これ、パンまつりちゃうやろ?」「もう山崎パンの春祭りじゃん」といったツッコミが続出した。ヤマザキに狙いを聞くと...一方で、「し、知らなかったーーーー!!今まで欲しいお皿のある年も『息子が食べられないから』って諦めてた。(アレルギーっ子あるある)」「おにぎりの方がポイントコスパ高いのよね」と好意的にとらえる向きも少なくない。それでは、なぜ「パン以外」も対象にしたのか。山崎製パンの広報・IR室担当者は4月20日、J-CASTトレンドの取材に、「多くのお客様に喜んでいただけるよう対象商品を拡大して、より点数を集めやすくしています。また、『デイリーヤマザキ』や『ヤマザキショップ』などの当社系列の販売店をご利用いただいているお客様に、ヤマザキグループが製造しているおにぎり、麺類などのおいしさにもふれていただきたいという思いから対象としました」と話す。おにぎりや麺類など主食系は2015年から対象になったという。今後、「パンまつり」の名称を変える可能性があるかとの問いには、「1981年から長きにわたり、お客様に愛され、浸透しているキャンペーン名ですので、名称を変更する予定はございません」
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