一見するとごく普通のワイシャツが、「この発想素晴らしい」「デザインの勝利」などとインターネット上で賞賛を集めている。学生向けの商品で、思春期にありがちな「あの行為」を防止する工夫が施されている。直接指導よりも効果アリ?ツイッターユーザーの「まつこ」さん(@matsukobucha)が2018年4月17日、「次男の高校の制服(Yシャツ)」として白無地のワイシャツの画像を投稿した。ひときわ目を引くのが、背中の裾部分にプリントされた「名前欄」。まつこさんは、「背の裾に名前を書くのです。おかげでシャツを出して着てる子はひとりもいない。誰が考えたんだろう、ナイスアイデア(笑)」と感心した様子だ。このツイートは20日現在、6万4000リツイートと広く拡散され、「頭ごなしに叱るよりよっぽどええなそのうちきっちりきてる方がカッコええって思うようになるし」「名前書いてなくてもダサいw実に実用的で素晴らしいデザイン!」と絶賛するコメントが相次ぐ。自身の学校でも同様のワイシャツを採用していたという人からは、「私の高校もこのような制服でした!やはり理由は同じくシャツ出しをさせないようにでした!」「私の所もそうですwおっきく名前を書くところがあって高校の名前もめちゃくちゃでかく書いてましたw」といった声も上がった。大手学生服メーカーも販売大手学生服メーカーのトンボ(岡山市)と菅公学生服(岡山市)では、裾に名前欄をプリントしたワイシャツを学校向けに販売している。トンボの担当者は4月19日、J-CASTトレンドの取材に「2009年ごろから販売しています」と回答。導入している学校からは、「服装の乱れの防止になるというお声をいただいております」。菅公学生服の担当者は、「該当の学生用シャツについては賛否両論あるかと思います。弊社としては、制服は学び環境における子どもたちに対して、心身の成長にプラスになる価値を生み出すものであるべきと考えています」として、「生徒さん自身がTPOに応じた着こなしができるように、今後も引き続きサポートさせていただく所存です」と話した。
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