とある母の「訴え」が、インターネット上で波紋を広げている。娘に社交性を身に着けさせるため、販売業のアルバイトを勧めているというが――。販売業経験者は「どんな仕事でもできる最強の人たち」読売新聞が運営するQ&Aサイト「発言小町」で2018年5月18日、「販売業ができる人は最強」と題する投稿があった。投稿したのは大学生の娘を持つ母親だ。娘は内向的で人見知りする性格で、それもあってかこれまでアルバイト経験がなかった。そのため、こんな悩みを打ち明けている。「少しでも社交的になってもらうために販売業のアルバイトを薦めているのですが、一向に始める様子はありません」娘に販売業を推すのは母の、「私は、販売業で人前で声を張り上げることができる人は、どんな仕事でもできる最強の人たちだと思います」という持論が背景にある。そのため是が非でも働いてほしいようで、「娘に販売業でアルバイトをさせるには、どうしたらいいのでしょうか」とアドバイスを求めた。「そういう根性第一みたいな考え方やめようよ」投稿には賛否が寄せられた。販売業でのアルバイトに賛成の人からは、「ある大手雑貨店でパートしてます。学生のバイトさんも多いですが概ね、よく気がつく、挨拶がしっかりできる仕事もよくこなしお客様に親身です。そういうバイトさんはだいたい内定も希望のところを取ってきているようです」「私もかなり人見知りでしたが、高校生でガソスタ、ファストフードのバイトを始めて、段々声を出したり、愛想を振り撒いたりするのに慣れて来ました。ある意味性格が変わるキッカケになったと思います」娘の説得方法については、販売業の素晴らしさを丁寧に伝えてみてはいかがでしょうか、とするアドバイスがあった。一方で、「そういう根性第一みたいな考え方やめようよ。人前に出るのが苦手、人見知りな人はそれを矯正すべきなの?私はそうは思わないけどな」「販売員は皆、社交的ですか?私はそうは思いません。私は販売員を25年やりましたけど、いまだに社交的でないし、愛想もよくありません」「もう口出しても無理な年齢ではないですか?本人が自発的のやろうと思ったり、お金が必要ならないとね」と辛らつな意見も書き込まれた。投稿者「意外ですね」こうした反応を受け、投稿者は「意外ですね」とポツリ。あくまで持論は曲げず、あらためて「私は人とコミュニケーションがとれたり、人前でも恥ずかしがらずに声を張り上げる事が自然に出来る人は最強だと思ってます」と主張。「人と話すのが苦手とか、人前で声を出せない性格では、工場の内勤とか事務とか内職くらいでしょうか」とも綴った。
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