2018年 12月 15日 (土)

コーチの指示でラフプレーする選手 日大アメフト問題で漫画「おお振り」に脚光

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   日大アメフト部のタックル問題についての報道が連日続いており、世間を騒がせている。

   相手の選手にけがを負わせたラフプレー。ツイッター上では、野球漫画「MAJOR」に似ているエピソードがあると話題になっており、J-CASTニュースでは2018年5月24日に報じた。一方で高校野球漫画「おおきく振りかぶって」(通称・おお振り)の、あるエピソードを思い出す人も少なくない。

  • 「おお振り」はアニメ化・舞台化もされている人気作 (画像は公式サイトのスクリーンショット)
    「おお振り」はアニメ化・舞台化もされている人気作 (画像は公式サイトのスクリーンショット)

試合に出してもらう代わりに...

   おお振りは「月刊アフタヌーン」(講談社)で連載中の高校野球を描いた、ひぐちアサ氏の漫画作品。単行本29巻まで刊行されており、累計発行部数は1000万部を突破。アニメ化・舞台化もされている人気作だ。

   主人公は埼玉の県立高校「西浦高校」の野球部のピッチャー・三橋。野球部員は三橋含めわずか10人、それも全員が1年生だが、西浦は埼玉県大会5回戦(ベスト16)まで勝ち上がる。そこで対戦するのが、今回話題に上がっている「美丞大狭山高校」だ。大筋はこんな内容となっている。

   作品内では、美丞の3年生捕手・倉田が大きく取り上げられる。倉田は実力では2番手の捕手で、監督から絶大な信頼を得ているコーチの呂佳に「正捕手(レギュラー)に強く推して」もらう代わりに、美丞が負けそうになるとスタンドの呂佳からの指示で、ラフプレーをしていた。3回戦では相手チームの選手に反則まがいのラフプレーをし、怪我をさせてしまう。

「もう一生ボールに触りません」

   倉田はどこかで後ろめたい気持ちを持ちながらも、チームは勝ちあがり、5回戦に進む。そこではラフプレーなく勝利するも、倉田がランナーとしてホームにつっこんだ際に、西浦の捕手・阿部と交錯し、阿部は負傷交代することになる。

   この試合の後、倉田は呂佳に「今日はやってません」「スタメンにつられてバカだった」「でももう(他の選手に)やらせないでください」などと訴える。しかし勝ちにこだわる呂佳は「勝たなきゃしょーがねーんだぞ」「負けるくらいなら オレがお前なら 言われなくても相手選手ぶっつぶしてやっけど」とはねのける。倉田は最後には「オレは野球が大好きです でももう一生ボールに触りません」「オレに免じて下のヤツにはやらせないで」とまで食い下がる。

   これは漫画の中の話で、かつ競技も異なる。日大アメフト部の今回の問題で、監督とコーチは相手チームの選手にけがをさせる目的でのラフプレーは指示していないと記者会見で否定しており、真相はまだ究明されていない。それでも、双方を重ね合わせた人は多いようだ。

「マンガの中でも"なんと残酷なエピソードだ、、、"と思ったのにまさか現実で起きてしまうとは。。。」
「傷つくのは結局選手か...。振りでも呂佳さんは何一つ自分が悪いって思ってなかったみたいだし」
「自分にはもうこのスポーツをする権利がないって思うのも一緒」
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