2024年 4月 25日 (木)

都内中学に誕生...「ゆる~い」部活が人気

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「学校で、部活なにやってた?」

   社会人になった今でも話題になることが多い「部活動」。学校生活の大半を費やした人もいることだろう。過度な部活動が生徒と教師、双方の負担となるケースが問題とされるなか、NHKが関東甲信越地方で放送している昼の情報番組「ひるまえほっと」では2018年7月3日、「ゆる~い」部活動に取り組む、東京都世田谷区立船橋希望中学校の「軽運動部」を紹介した。

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「楽しむ」ことが第一優先

   「軽運動部」の活動は月に2回、1時間の活動だ。運動が苦手な生徒だけでなく、習い事と部活を両立したい生徒にも人気で、17年4月の設立から部員は16人になった。顧問の大居純教諭は、「大会で勝利をめざす子たちにはそういう場所がある。(軽運動部は)運動は好きだけど、なかなか体を動かすきっかけがない子たちが集まって、楽しくやれるといい」と話す。

   番組で放送された日の活動は、音楽にのってパンチを繰り出す「ボクササイズ」。生徒たちは笑顔で体を動かし、

「丁寧におもしろく教えてくれた。もっと教えて欲しい」
「軽運動部は『楽しむ』ことが第一優先なので、運動が苦手な僕でも楽しめて、疲れを忘れていい汗をかけて嬉しい」

と、コメントした。

   スポーツ庁は18年3月に「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」を公表。そのなかでは(1)週2日以上の休養日をとること、(2)活動時間は平日2時間、休日3時間程度が望ましい―などと目安を示し、このままでは部活動は「存続の危機」であると強い言葉で書かれている。

ツイッターでは賛否両論

   この「軽運動部」はツイッターでも反響を呼び、

「軽運動部があれば入りたかった人生だった」
「あー、これこれ。これだわ軽運動部~ もっと広めよう軽運動部~」
「普段の部活と兼部とかでやってみたかったな、楽しむスポーツとガチでやるやつの2つあったらモチベーションうんたらでチグハグしないだろうに」

との声が寄せられた。「社会人でも入りたい」との声も上がり、賛同の声が大半を占めるようだ。一方、反対派もいるようで

「軽運動部に入部するくらいならゲーセン言って音ゲーでもやったほうが楽しく汗かけるんじゃないの?金をかけないで運動する方法なんていくらでもあるよね」
「素敵な取り組みだけど 『軽運動部?陰キャやなwww』って イジメの引き金になりそう」

といった声もみられた。

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