2018年 11月 22日 (木)

熱中症を本気でなくしたい 大塚製薬「アイススラリー」で「身体を芯から冷やす」

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   大塚製薬は2018年7月12日、消防士の熱中症に関する研究の成果と、熱中症対策として開発した新製品「ポカリスエット アイススラリー」の発表を、東京都内で行った。

   同社は1992年から熱中症対策に取り組んでいる。「熱中症ゼロ」を唱えるリーディングカンパニーとして、まずは消防士など過酷な環境下で働く人をサポートする目的で、今回の製品を開発したという。

  • 「ポカリスエット アイススラリー」(左)が新発売
    「ポカリスエット アイススラリー」(左)が新発売
  • 大塚製薬の浅見慎一氏
    大塚製薬の浅見慎一氏
  • 大塚製薬の只野健太郎氏
    大塚製薬の只野健太郎氏

消防士など暑熱環境下で働く人をサポート

   同社のニュートラシューティカルズ事業部・サイエンスコミュニケーション担当課長の只野健太郎氏は、これまでの熱中症研究で蓄積したノウハウをもとに、「アイススラリー」という新しい形状にたどりついたと話した。アイススラリーとは、細かい氷の粒子が液体に分散した流動性のある氷で、通常の氷に比べて結晶が小さく、冷却効果が高いとの説明だ。この氷を用いたのが、「身体を芯から冷やす」パウチタイプの飲料「ポカリスエット アイススラリー」だ。

   従来のポカリスエットの特性である「水分と電解質(イオン)の補給」に加え、「身体の内部の温度(深部体温)を下げる」と只野氏。暑熱環境下で活動する人に向けた製品だという。冷凍庫で4時間以上冷やしてから飲む。

   同事業部のポカリスエット プロダクトマーケティングマネージャーの浅見慎一氏は、

「熱中症をゼロにしたいと本気で思っています。そのために、まずは(消防士の方を中心に)過酷な現場で働く人のサポートからしていきたいと考えました」

と話した。「熱中症対策の啓発活動」を中心に考えているため、現時点では自社のオンライン通販での販売のみにしている。

2年半~3年かけて開発

   また浅見氏は、「開発には2年半~3年ほどかかった」と明かした。苦労した点については、

「氷点下になっても流動性を保つという点や、そこに味の良質をつくる点です。また特殊な剤形ですので、どういった形でお客様に飲んでいただけるかを考え、新しい包材を導入したということも、今回の製品開発のポイントです」

と話した。

   商品は、7月12日から8月31日まで大塚製薬の公式通販「オオツカ・プラスワン」でのみ販売している。1袋100グラムで、6袋入り1164円(送料別)から購入できる。

   なお、大塚製薬の発表の前には、産業医科大学・産業生態科学研究所の教授で、熱中症の研究をしている掘江正和氏が登壇し、「職場における熱中症の発生機序」ならびに「アイススラリーの効果に関する研究成果」について話した。

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