2020年 8月 12日 (水)

ジジイへの伝言♪ 毒蝮三太夫さん「ババアなみにチャーミングであれ」

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結局は見た目かも

   毒蝮さんは全国、津々浦々の高齢者に説教できる稀有な芸能人である。技量、経験ともに申し分ない。だから私も、上記の文章を心して読んだ。

   チャーミングなジジイとは、お茶目なおじいちゃんといったところか。ジジイ予備軍の私も、だいたいそのあたりを目ざしてはいるのだが、これがなかなか難しい。何が邪魔するかといえば、まず見栄である。

   毒蝮さんが書くように、ついつい現役時代の地位や肩書を意識し、お茶目に振る舞おうにも「恥ずかしくてそんなことできないよ」「少し怖がられるくらいがいいんだ」といった反応になってしまう。そんな時、無理してスベるのが一番つらい。自然体、かつチャーミングというのは、凡人にはかなり高いハードルではなかろうか。

   敬老の日にちなんで「理想のおじいちゃん」をたずねるアンケートがある。ネットで探したところ、そのいくつかで三國連太郎(1923-2013)がトップだった。なるほど、晩年の代表作、映画「釣りバカ日誌」シリーズの社長役などは、とぼけた味がまさにチャーミングといえる。

   ただ、勘違いしてはいけない。二枚目が演じているから素敵に見えるわけで、宇津井健しかり、田村正和しかりである。私ら一般のジジイとその予備軍は、そこを間違うと恥の上塗りだ。せめて汚らしくならないよう、身だしなみには気をつけよう。

冨永 格

冨永格(とみなが・ただし)

コラムニスト。1956年、静岡生まれ。朝日新聞で経済部デスク、ブリュッセル支局長、パリ支局長などを歴任、2007年から6年間「天声人語」を担当した。欧州駐在の特別編集委員を経て退職。朝日カルチャーセンター「文章教室」の監修講師を務める。趣味は料理と街歩き、スポーツカーの運転。6速MTのやんちゃロータス乗り。

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