2018年 9月 23日 (日)

【あなたの知らない感動家電】(5)スマートスピーカーとの連動で真価を発揮するスマートリモコン

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   日常生活を激変させる、最新のスマート家電を連載でお伝えするこの企画。連載では、「家電の達人」である木村大介さんから、オススメの製品を聞き出す。

   木村さんは、中古マンションのリノベーションサービスを展開する「リノベる」に勤務。同社では、ハイテクな最新家電を導入し、賢く素敵な生活を目指す「スマートホーム」の研究や展示、販売を行う。

   自動掃除ロボット「ルンバ」、コミュニケーションロボット「BOCCO(ボッコ)」、スマートLED照明「Hue(ヒュー)」、スマート防犯カメラ「Arlo(アーロ)」に続く第5回は、家中の家電を1台でまとめて操作できるスマートリモコン「eRemote(イーリモート)」を特集する。

   イーリモート単体では「必要性は低い」と話す木村さん。ただ、「Amazon Echo(アマゾンエコー)」「Google Home(グーグルホーム)」といったスマートスピーカーと連動させると、その利便性は大幅にアップするという。

  • スマートスピーカーとの連動で利便性が大幅にアップする「イーリモート」
    スマートスピーカーとの連動で利便性が大幅にアップする「イーリモート」
  • 「リノべる」オフィスで木村さんにお話をうかがった
    「リノべる」オフィスで木村さんにお話をうかがった

家電を一括操作、タイマー機能も

   イーリモートは、IoT(モノのインターネット)機器を提供する「リンクジャパン」の製品だ。部屋に置くだけでテレビ、エアコン、照明、オーディオなどの赤外線リモコン付き家電を、スマートフォン(スマホ)の純正アプリを通してまとめて操作可能となる。寝室やリビング、子ども部屋などに家電製品を複数台設置しても、1つのアプリで全て管理できる。

   「1回だけ実行」「平日だけ実行」「同じ日に繰り返し実行」と、タイマー機能も備わっている。設定したタイマーは機器本体に保存され、スマホの電源やWi-Fiが切れてもタイマーが作動する。アプリ上でオン・オフのコントロールができるため、タイマー機能とあわせると、家電自体にタイマー機能が備わっていなくても、稼動時間を制御できる。

イーリモート活用の失敗エピソード

   だが、木村さんはイーリモートを実際に何人かに試してもらった結果、「継続的に使えない」との声が多かったことを苦笑いしながら話した。

「お客さんに試しに無償で使ってもらうと、最初は便利だと喜んでくれるのですが、1週間ほど経つと『もう使ってないよ』と言われるんです」

   いったいなぜなのか。木村さんは具体的な「失敗エピソード」を教えてくれた。

木村「たとえばテレビをつけるためにアプリを起動させて、テレビを選択して、という手間を考えたら、『自分でリモコンでつける』って言われて、そりゃそうだなと」
記者「なるほど。ではエアコンは?」
木村「エアコンの遠隔操作はどうかを聞いたら、『そもそも外にいるのにだれもいない家の温度のことなんか気にならない』って(笑)」
記者「う~ん。でも、たとえば暑い夏に家に着くちょっと前に冷房をつけておけるのは便利では?」
木村「それも聞いたんですけど、帰ってからつけてもすぐ冷えるから大丈夫だと言うのです。それに、そもそも帰る途中で(遠隔でエアコンを作動させることを)思い出せないとの答えでした」

「おはよう」のひと言で照明、エアコン、テレビが一斉オン

   では、イーリモートはどう使うべきなのか。木村さんはスマートスピーカーといっしょに使うことを勧めている。

   スマートスピーカーは、AIアシスタント機能を持ったスピーカーだ。内蔵されているマイクで音声を認識し、その音声指示の内容を解析し、応答する。「グーグルホーム(2017年10月に日本発売)、「アマゾンエコー」(同11月)など、日本でも出回り始めている。

   スマートスピーカーとイーリモートを連動させると、たとえばAmazon Echoに「アレクサ、テレビつけて」と呼びかければ、テレビのスイッチをオンにできる。これに対してイーリモート単体の場合は、アプリを起動してからテレビのアイコンをタッチしなければならず、手間がかかる。

   連動させて使う場合、木村さんはさらに簡略化する方法もあると話す。たとえば、「アレクサ おはよう」と呼びかけると、照明、エアコン、テレビを一斉にオンにするように設定できる。また同様に「アレクサ おやすみ」といって、すべてをオフにすることもできる。

   こうしたほぼ毎朝・毎晩行われているような作業を、スマートスピーカーにひと言呼びかけるだけで、一度に全部済ますことができる。木村さんはこの機能が「実際に使ってみて一番便利」だと話した。こうした同時アクションのルール設定は、「ほぼ無限」に「Amazon Alexa」などスマートスピーカーのアプリで設定できるという。

   次回第7回では、木村さんが1日の暮らしの中でいつ・どのようにイーリモートとスマートスピーカーを活用しているのか、具体的なシーンをあげながら紹介する。

木村 大介

木村 大介

1985年生まれ。信州大学大学院工学系研究科機能機械学専攻。半導体業界、アドテク業界を経て2015年5月にリノベるに入社。新規事業「Connectly」の責任者として従事。2016年12月にスマートハウス専用アプリ「Connectly App」対応住宅の1号案件を販売し、2017年8月時点で導入世帯数17件。

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