2020年 8月 15日 (土)

頭脳警察、結成50年目前
「生きた伝説」最後のツアーか

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「ロックに政治を持ち込むな」

   求められる音楽とやりたい音楽とのジレンマ。それは一つの時代のシンボルになってしまった人は誰もが経験することだろう。

   頭脳警察は75年の大晦日、渋谷のライブハウス「屋根裏」で解散。PANTAはソロになった。ラブソングのアルバムやより時事的で叙事詩的なアルバムを発表してきている。

   2018年11月に六本木のビルボード東京で再現ライブを行ったPANTA&HALの「マラッカ」「1980X」はともに鈴木慶一プロデュースの名盤。前者はマラッカ海峡を舞台にして世界を俯瞰したような内容で、後者は80年代初頭の東京の空気を切り取ったコンセプチュアルなロックアルバムだった。

   同時に石川セリや沢田研二らにも曲提供する一方、別ユニットとして赤軍派のリーダーとしてアラブに向かった重信房子が詞を書いたアルバム「オリーブの樹の下で」も発表している。

   頭脳警察50年。

   世の中も若者の意識も変わった。

   その最たるものが、一昨年、フジロックで起きた「ロックに政治を持ち込むな」という議論だろう。

「馬鹿馬鹿しいというか、驚きました。俺たちはロックをやること自体が政治と関わることだと思ってましたから。それはロックに生活を持ち込むなと言ってるのと同じでしょ」

   すでに年末から来年にかけてのソロのライブの予定も発表されている。頭脳警察としてのツアーは今、ブッキング中だという。

   「生きた伝説」を体験する最後の機会になるのかもしれない。

(タケ)

タケ×モリ プロフィール

タケは田家秀樹(たけ・ひでき)。音楽評論家、ノンフィクション作家。「ステージを観てないアーティストの評論はしない」を原則とし、40年以上、J-POPシーンを取材し続けている。69年、タウン誌のはしり「新宿プレイマップ」(新都心新宿PR委員会)創刊に参画。「セイ!ヤング」(文化放送)などの音楽番組、若者番組の放送作家、若者雑誌編集長を経て現職。著書に「読むJ-POP・1945~2004」(朝日文庫)などアーテイスト関連、音楽史など多数。「FM NACK5」「FM COCOLO」「TOKYO FM」などで音楽番組パーソナリテイ。放送作家としては「イムジン河2001」(NACK5)で民間放送連盟賞最優秀賞受賞、受賞作多数。ホームページは、http://takehideki.jimdo.com
モリは友人で同じくJ-POPに詳しい。

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