2024年 4月 26日 (金)

濡れた路面と思ったらブレーキ効かない 超危険「ブラックアイスバーン」の恐怖

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

   冬になるとドライバーを悩ませるのが、凍った路面だ。気を付けて運転しているつもりでも「凍結した路面でスリップした」、「ブレーキを踏んでも車が止まらなかった」という経験をした人はいるだろう。

   なかでも昨今、冬場の道路の危険現象としてツイッターで指摘されているのが「ブラックアイスバーン」だ。その「正体」を探るため、J-CASTトレンドはJAF(日本自動車連盟、東京都港区)に取材した。

  • ブラックアイスバーン(提供:JAF)
    ブラックアイスバーン(提供:JAF)
  • ブラックアイスバーン(提供:JAF)

アスファルトの色が見えているので油断しがち

「『ブラックアイスバーン』は路面に薄い氷の膜ができ、濡れた路面のように見える状態のことです」

   JAF広報部から、このような回答を得た。ブラックアイスバーンは、見た目として道が凍っているのか濡れているのか判断がつかないのが特徴のようだ。

   だが、単に濡れた道とは危険度が段違いに高い。

   JAFはウェブサイトで、時速40キロで走行する車が、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)が作動する急ブレーキをかけて停止するまでの距離を計測したテスト動画を公開している。その距離は、路面が雨などで濡れている状態で11メートルなのに対して、ブラックアイスバーン状態では69.5メートル、6倍以上という結果が出ている。動画ではブラックアイスバーンについて「アスファルトの色が見えているので油断しがちだが、表面が凍っているため、氷盤と同じように滑ってしまう」と説明している。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中
カス丸

ジェイキャストのマスコットキャラクター

情報を活かす・問題を解き明かす・読者を動かすの3つの「かす」が由来。企業のPRやニュースの取材・編集を行っている。出張取材依頼、大歓迎!