2019年 12月 6日 (金)

30年の歴史に幕を閉じる「平成」を振り返る

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   2019年の年明けは、「平成」という年号が最後。今上陛下が毎年恒例の新年一般参賀に「天皇」としてお出ましになり挨拶をされるのも、今回が最後となった。新しい年号は4月1日(月)に発表、5月には新しい天皇が即位され、次の時代が始まる。今回は終わりの見えてきた「平成」、約30年の歴史を知る3冊をご紹介する。

   J-CASTニュースの書籍サイト「BOOKウォッチ(http://books.j-cast.com/)」でも特集記事を公開中。

天皇・皇后両陛下の旅に同行した記者の見聞記

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   平成において天皇、皇后両陛下と国民との間に築かれた関係とはいかなるものだろう。天皇は即位後、全都道府県を二巡し、外国への訪問も36か国を数える。そこには、"旅こそ象徴のあり方の根幹"という、天皇自らが練り上げた象徴天皇像があった。被災地への旅、慰霊の旅、和解の旅...。『象徴天皇の旅 平成に築かれた国民との絆』(著者:井上亮 平凡社 972円)では、平成の象徴天皇という立場にあって旅とはどんな意味をもっているのか、を同行した井上氏ならではの視点で解き明かしていく。

   「人々のかたわらへ―国内の旅」「悲しみと希望をともに―被災地への旅」「忘れてはならない―慰霊の旅」など全6章。

   著者である井上氏は、日本経済新聞社に入社。社会部で警視庁、法務省、宮内庁などを担当し、現在は編集委員で皇室、近現代史を担当している。

データで見る30年間の日本の変化

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   30年前はどうだった!?『統計でふりかえる 平成日本の30年』(著者:双葉社 双葉社 1512円)は、人口、労働、財政、教育、世界評価など、平成の日本を視覚的に解説総括する、統計エンターテインメントで楽しむ一冊。

   「基本データ~日本はどう変わったか/日本の人口編、地価編、気象編、健康編、犯罪編ほか」「生活データ~日本人の生活はどう変わったか/給与編、子供・教育編、物価編、医療費編、貧困編ほか」「世界の中の日本~日本の位置づけはどう変わったか/国際競争力編、環境編ほか」「平成30年間ランキング/書籍ベストセラーランキング、邦楽ヒット曲ランキング、映画ランキング」の3章。特別付録で平成元~30年の年表付き。

作家・佐藤優氏と慶大・片山杜秀教授が「平成の謎解き」

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   「福島原発事故(2011年)の予兆は、JCO臨界事故(1999年)にあり。日本の右傾化は、PKO協力法(1992年)から始まった。バブル崩壊、オウム真理教、小泉劇場、安倍一強ほか、あらゆる事件は、すべてが裏でつながっていた―(本書より)」。

   『平成史』(著者:佐藤優、片山杜秀 小学館 1620円)では、同時代に生きる作家・佐藤優氏と慶応大教授・片山杜秀氏が政治、経済、事件、文化を縦横無尽に語り尽くす。

   「バブル崩壊と55年体制の終焉(1989~1994年)」、「オウム真理教がいざなう千年に一度の大世紀末(1995~1999年)」、「小泉劇場、熱狂の果てに(2000~2005年)」「『美しい国』に住む絶望のワーキングプアたち(2006~2008年)」、「『3.11』は日本人を変えたのか(2009~2012年)、「帰ってきた安倍晋三、そして戦後70年(2013~2015年)」、「天皇は何と戦っていたのか(2016~2019年)」の全7章。年代別に整理されているのでわかりやすい。

   平成を読み解くブック&シネマリストも収録している。

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