2019年 11月 20日 (水)

香取慎吾「画伯」が表紙画を担当! 「週刊文春WOMAN」っていう雑誌をご存じ?

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   年明け休みの日――。いつものように、コンビニの書籍棚を眺めていると「週刊文春」が目に留まった。しかし...何かが、違う。よく見ると「WOMAN新創刊」の文字が表紙に踊っていた。

   新聞や雑誌の「紙媒体不況」が叫ばれる中で「新創刊」って...? しかも「WOMAN」って、何?? 気になって仕方がないので、発刊元の文藝春秋を取材した。

  • 香取慎吾さんが描いた「週刊文春WOMAN」2019正月号の表紙画
    香取慎吾さんが描いた「週刊文春WOMAN」2019正月号の表紙画

「週刊文春」読者の4~5割は女性

   同誌編集長を務める井崎彩氏によると、

「ご存知ない方も多いのですが、実は『週刊文春』の読者の4~5割が女性なんです」

   へぇ~! 「文春砲」と世間で騒がれる昨今、40代男性記者は、毎週のように読みふけっている。しかし、女性読者がそんなにいるとは...存じ上げなかった。

   井崎氏は続けて、

「2015~17年に週刊文春特集班でデスクをしていた当時、読者の4割超が女性なのに、誌面作りでは、どうしても男性読者視点の記事が圧倒的に多くなってしまうなと思っていたんですね。そこで、『年に数回、女性版を出してはどうでしょうか?』と、増刊プランとして会社に提出しました」

と話す。

   これが採用され、2016年元日発売でパイロット版が発刊された。コンビニ最大手「セブンイレブン」限定で10万部発行したところ、出版不況の中でも発売後1週間で、ほぼ完売。最終的には、83.2%という実売率を記録したそうだ。

   それから3年を経て、今回、満を持して新創刊したという。2018年12月29日に発売した「創刊号」は、

「販売チャンネルを全コンビニ、書店に広げ、26万部発行しました」

   しかし、「紙媒体部数減」が叫ばれる中、どうして今なのだろうか?

   井崎氏は、

「2018年初夏に、社内で『また出してみるか』という話が持ち上がった時は、私自身も『2016年当時よりも、雑誌をめぐる状況が悪化している今、なぜ?』と思いました。ただ、出版不況と逆行するように、2016年にスクープを連発したのをきっかけに、『週刊文春』はこの数年で雑誌の知名度が飛躍的に高まっています。"文春砲"という言葉も生まれ、それこそ小中学生までもが使ってくれているのを聞くと、びっくりします。今年春には創刊60周年を迎えるのですが、 『週刊文春』にご注目をいただいている今だからこそ、新しいことに挑戦するチャンスかと覚悟を決めました」

と話す。何とも、強気な攻めの姿勢である。

元SMAP・香取慎吾さんを起用したのは...?

   ところで「WOMAN」の表紙を担当するのが、元SMAPの香取慎吾さんなのだ。これまで様々な場面でも、その「画伯」ぶりを存分に発揮してきたアーティストであることは、ご存じの方も多いだろう。

   これに対して同氏は、

「『週刊文春 WOMAN』は、世の中で起きていることの本質を自分の目と耳でとらえ、自分の足で生きる道を切り開いていきたいと願う、大人の女性のための雑誌です。"雑誌の顔"となる表紙画は『いま新しい人生を切り開くことを楽しんでいる方。それが作品から感じられる方にお願いしたい』と思い、真っ先に頭に浮かんだのが香取さんでした。私自身、香取さんと同じ40代ですが、会社員生活をしていると、なんとなく人生が見えたような気がしてしまう時期なんですよね。ところが、同世代の平成を代表するスターの香取さんが、ゼロになる覚悟で新しい人生をスタートさせて、しかもすごく楽しそうにされている。大人の女性たちにとって、『人生、まだまだ挑戦できるぞ』と勇気をくれる存在だなと思います」

   香取さんには「2019 年のはじまりに女性たちに贈りたい想いや、ご自身の女性観を込めていただければ...」とお願いしたそうだ。

「週刊文春WOMAN」なのに、年3回の発刊なの?

   ところで、同誌は「週刊」なのかと思いきや「年3回」(お正月、ゴールデンウイーク、お盆)の発刊なのだそうだ。なのに「週刊」と銘打つのは、なぜ?

「雑誌名は単純に『週刊文春』の女性版という意味です。週刊誌ではないので、『文春WOMAN』とする手もありましたが、普段『週刊文春』を読んでいる女性たちに届けたいという思いがありましたので、週刊の二文字を残しました。実際には『週刊文春』好きの男性の方にもご購入いただいていますし、一方で『大人になって雑誌を買わなくなっていたけれど、ひさびさに買った』という声が40代以上の女性からたくさん届いていることも嬉しい驚きです。正月、GW、お盆の年3回刊。日々を忙しく過ごす女性たちが、1年の中でふと立ち止まるタイミングで、物事を考えるきっかけになったり、厳しい現実を忘れるような笑いを与えたり...。傍らにあって人生の相棒のような雑誌であれたらと思います」

   なるほど。もはや「週刊文春」の「週刊」は、単なる「ウイークリー」という意味を超えて「ブランド名」として存在する、という考え方である。

   「文春砲」という言葉が聞かれるようになって久しいが、今後は「WOMAN砲」が世の中に炸裂していくかもしれない。

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