アップリカ・チルドレンズプロダクツ合同会社(本社=大阪市中央区)は2019年3月1日、「ベビーカー」選びに関する、ママと妊娠中のプレママの意識を調査した結果を発表した。「振動ストレス」3人に1人程度しか知らない調査はインターネットで、2018年12月14日~12月24日の10日間、全国の生後6か月以下の赤ちゃんがいる女性(以下「ママ」)、もしくは妊娠10か月以下の女性(以下「プレママ』)を対象に行われた。有効サンプル数は1266(ママ:1051、プレママ:215)。結果から、ママもプレママも、ベビーカー選びは「使い勝手やデザインに関する利点」を優先する傾向が高いが、購入後は約半数が何らかの後悔を持っている点が浮かび上がった。また、「赤ちゃんの気持ちになって選んだ」と明確に言えない人が4割存在する。そのほか、・赤ちゃんの「振動ストレス」についてはママ、プレママともに、3人に1人程度しか知らなかった・ママ、プレママともに約半数が「これまで赤ちゃんと振動について学ぶ機会が無かった」・赤ちゃんの成長や発達についての情報をもっと知るために「小児科医や助産師などの専門家によるセミナー」が欲しいと希望しているといった点も調査から分かった。重視点「使い勝手やデザイン」が「赤ちゃんに関すること」を上回るベビーカーの年間販売台数は、60~70万台程度(出典=経済産業省)とされており、2018年出生の赤ちゃんの数(94.1万人)を母数として計算すると、8割が保有していると推測される。調査で、ママとプレママに「ベビーカーを選んだ際に重視した、もしくは今後選ぶ際に重視したいこと」を尋ねたところ、「『軽さ』、『コンパクトさ』、『デザイン』、『片手で折りたためる』」という使い勝手やデザインに関することといった回答群と、「『赤ちゃんの安全のための対策』、『振動を吸収する』、『座面の高さ』、『日よけ』」という赤ちゃんに関することの回答群を比較すると、ママにおいては、「使い勝手やデザイン」の1位「軽さ」が、「赤ちゃんに関すること」の1位「赤ちゃんの安全のための対策」を11.1ポイント上回った。
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