2019年 11月 21日 (木)

新しい時代の幕開け直前に「元号」を知る

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   約30年続いた平成時代の終わりまであと43日。政府は4月1日(月)に新元号の決定及び記者会見による発表を行う予定だ。改元されるのは1か月後の5月1日(水)。どんな言葉になるのか、国民の関心を集めている。今回は長い歴史を持つ「元号」という存在について書かれた本3冊をご紹介しよう。

   J-CASTニュースの書籍サイト「BOOKウォッチ」でも特集記事を公開中。

ひとつひとつの元号にドラマがある

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   そもそも"元号"とは、どのように決まるものなのか? 『元号 年号から読み解く日本史』(著者:所功、久禮旦雄、吉野健一 文藝春秋 1080円)では、元号・皇室研究の第一人者である所功氏が、その歴史から現在、今回の決定の予想されるプロセスまでをわかりやすく解説してくれる。

   元号の歴史を紐解くと、ひとつの元号が何度も候補になっては消え、最終的にやっと採用されるなど、ひとつひとつの元号にドラマがあることがわかるという。たとえば「平成」は幕末にも候補に挙がり、「明治」は10回目、「大正」は5回目で採用されている。ほかにも天皇と元号の関係、藤原道長・足利義満・織田信長・徳川家康といった時の権力者と元号の関わり、昭和から平成への元号決定のドラマも紹介している。

   日本年号の出典と考案者一覧、日本年号・干支・西暦の対比表付き。

一番多く使われた漢字は?「元号トリビア」

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   今上天皇のお言葉をきっかけに、天皇退位と改元への流れがはじまった。4月1日(月)に新元号が発表され、5月1日(水)から施行。これは247代にわたる元号を有する日本の歴史の中でも初めてのこと。『元号 全247総覧』(著者:山本博文 悟空出版 1836円)では、飛鳥時代から近現代まで時代ごとの元号に関するエピソードが紹介されている。「一番多く使われた漢字は? 29回の"永"」「多くの元号の正確な読みが分かっていない」「初めての元号"大化"はクーデターがきっかけ」など意外と知られていない歴史を知った上で、新しい元号を予想してみるのも面白い。50音順の元号索引付き。

歴代天皇事典の決定版

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   神武天皇から昭和天皇まで、すべての天皇と年号を網羅。『歴代天皇・年号事典』(編集:米田雄介 吉川弘文館 2052円)では、略歴、事跡、重要な歴史的事項を解説した読む事典。没後に天皇号を贈られた追尊天皇、皇位につかず太上天皇号を贈られた不即位太上天皇まで収め、各天皇の治世中に制定された年号や、埋葬された陵の名称・所在地・形状までも収録。巻末には天皇を中心にした系図「皇室系譜」、西暦・和暦・干支・天皇を一覧表にした年号対照表、索引が付いている。

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