2019年 10月 23日 (水)

【センバツ】ひとつのミスが試合の勝敗につながる

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1回戦 筑陽学園VS福知山成美

   3月26日、第91回高校野球選抜大会(以下、春の選抜)4日目の第1試合は筑陽学園高校(福岡)対福知山成美高校(京都)だった。

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   両チームとも無得点で迎えた2回の攻防で明暗が分かれた。先攻の福知山成美高校は先頭の井戸悠太が安打で出塁すると、坂優斗の犠打で1死二塁とチャンスを作る。つづく神内秦のあたりは遊ゴロ、かと思われたが、俊足が生き内野安打で1死一、三塁。絶好のチャンスを迎える。

   打席に入った8番の岡田健吾はカウント0ボール1ストライクからの2球目をスイング。打球は三塁線ギリギリのゴロ。筑陽学園高校三塁の福島悠介はバックホームをせず、二塁へと送球。フォースアウトからボールは一塁へと転送されダブルプレーが完成する。福知山成美高校は先制のチャンスを逃すことになった。

   ピンチの後にはチャンスあり。その裏、筑陽学園高校は1死から野田優人、福岡大真、進藤勇也が3連打。1点を先制する。石川湧喜も四球で続き1死満塁と大量得点のチャンス。しかし、ここは福知山成美高校の小橋翔大が踏ん張り1点どまり。

   4回、福知山成美高校は2死一塁から坂が二塁打を放ち、2死二、三塁とチャンスを拡大。そこでさきほど俊足を生かし内野安打放った神内が、初球を鮮やかに中前へ弾き返し逆転に成功する。

   しかしその裏、筑陽学園高校は1死から四球で石川が出塁すると、投手の西雄大が犠打。2死二塁で上位打線の一振りにかける作戦をとった。結果的にこの作戦が吉と出る。1番の中村敢晴は四球、盗塁もあり2死一、三塁。2番の福島が追い込まれながらも三遊間を抜けるしぶとい安打を放ち、1点を奪い試合は2対2の振り出しへと戻ることになる。

   5回、6回と両チーム無得点で迎えた7回裏、筑陽学園高校は2死から江原佑哉が四球で出塁すると、暴投で二進。2死二塁となり野田の打球は中堅の頭を超える適時二塁打。筑陽学園高校が3対2と勝ち越しに成功する。バックホームを考え、若干の前進守備をしていたことで頭を越される結果となった。

   結局、この1点が決勝点となり筑陽学園高校が3対2で勝利。2回戦では前日24得点と強力打線が火を吹いた山梨学院高校(山梨)と対戦する。

   決勝点の場面を振り返ると、福知山成美高校は2死から四球で出した走者をミスで二進させたことが、勝負の分かれ目となった。走者を二塁に背負ったことが、守備体型に影響し結果的に頭を越される二塁打を打たれたことになる。2死からの四球、そしてひとつのミスが試合の勝敗を左右する、そんな結末だった。

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